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停電とクレーマー

»2014年8月11日
事業のヒント

停電とクレーマー

神 真一

事業アドバイザーとして、滋賀、京都で「楽しく正しい事業」に導く事業アドバイスをしています。

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昨日は台風と停電について書きましたが、今日も関連することを書いてみます。

停電が起こると営業所は忙しくなります。

その一つの原因は、お客さん(需要家)からの電話です。

外は台風の嵐で、営業所の中は電話の嵐なのです。(笑)

不安になって電話する人もいますし、ここぞとばかりに電話する人もいます。

普段から電力会社のことを良く思っていない人の中には、停電があれば真っ先にクレーム電話を入れる人がいます。

以前に、美浜原発で事故が起こった時のことを書きました。

20年前の美浜原発事故の真相

この事故が原因かどうか忘れましたが、この時期に反原発運動が高まってきました。

営業所レベルは特に影響も何もありませんでしたが、本店は警戒が一気に厳しくなりました。

出入り口の前には柵が設置され、ガードマンが何人も見張っていて、社員証を提示しなければ建物に入ることができなくなりました。

本店の社員やよく行く人は顔パスですし、見るからに関電社員という人もすんなり入れるのですが、それ以外の人は社員証の提示を求められます。

私は何度も出入りしていて、1回くらいすんなり入れても良かったのですが、見た目も挙動も怪しいため、毎回提示を求められていました。(笑)

その時期に本店の人から、反原発運動をしている人は、停電でクレームを入れることが多いと聞きました。

一瞬でも停電があると、待ってましたと言わんばかりに電話をかけるということです。

何に対して多いのかは忘れましたが、営業所のみならず本店まで停電のクレームを入れる人もいたということでした。

停電があると、時によって緊急車両は黄色のパトライトを点灯させて、サイレンを鳴らして現場に向かいます。

すると、多くの車両は道を譲ってくれるわけですが、クレーマーは「邪魔をするチャンス到来!」とばかりに、わざとゆっくり走行して、絶対に譲らないという話も聞きました。

それが原因で、復旧が遅れることもあったということです。

また、昔はオンラインシステムが不十分だったため、夜間や休日は電気料金の入金情報が反映されませんでした。

そこで、夜間窓口に電気料金を支払いに行き、すぐにまた別の営業所に同じ月の電気料金を支払いに行く人がいました。

その翌日、営業所の窓口に行って、「おい、同じ月の電気料金を二重に支払わされたぞ!どないなっとんじゃコラー!」と怒鳴り込むわけです。

意図的なのは明白ですが、二重徴収してしまったのは事実ですので、ひたすら謝罪するしかありません。

何が原因でそのような行為に及ぶのかはわかりませんが、そういう暇な人が攻撃していたということです。

あ、よく考えたら、何が言いたいのかよくわからない記事になっていました。(笑)

無理やりまとめると、「今はどうかわかりませんが、かつてはそんなことがあり、クレーマーになったらダメですよー」ということでした~