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特許でひと儲けするために特許について勉強したものの、肝心な特許のアイデアがなく勉強が無駄になりかけた時、歴史的発明をしました!
その歴史的発明のために、先行して特許の勉強をしたのです!
もちろん、後付の話ですが。(笑)
先に誰かが出願していたらダメですので、まずは発明協会に行きました。
当時はインターネットはありませんので、専門的な何かを調べるには、専門機関に行くしかありません。
職員の方は「パトリスでどうのこうの・・・」と説明してくれました。
パトリスとは発明協会にある大型コンピュータの略称で、膨大な特許データから、条件に合った特許をピックアップしてくれるわけです。
その料金の高いこと!
金額は覚えていませんが、基本料金とパトリスが動いている時間料金の合計になり、ちょっと調べるにも何千円とかかりました。
詳しく調べるにはお金がかかり、かと言って適当に調べたら、調べていないところに出願されているかもしれないのです。
調べないわけにいきませんので、申し込み用紙には、最低限必要なキーワードなどを書きました。
調べている間に、特許情報が置いてある書庫の使い方を案内してくれました。
パトリスから出てきたデータは特許番号や名称などしか出てきませんので、そのデータを元に書庫の大きな本棚をゴロゴロと移動させながら、その場所を探します。
本棚には大量に分厚い本があり、求める本を引っ張りだして、出願済みの特許情報を見ていくのです。
その作業は結構大変でした。
類似特許はまとまっているのでわかりやすいですが、文章を読んでいる暇はありませんので、図で判断していくしかありません。
その図も、あまりよくわからないのです。(笑)
洗浄するスポンジなので図としてはわかるのですが、それが私が出そうとしている特許に影響するのかどうかがさっぱりわからないのです。
また、実にいろんな特許が見られますので、他も気になります。
気がつけば、全然違う特許を見ていました。(笑)
ネットで何か調べ物をしていて、いつの間にかネットサーフィンになり、全然違うサイトを見ているようなものです。
どれくらいの時間いたのかは覚えていませんが、結論としては「よくわからん!」でした。(笑)
パトリスでは数千円かかりましたが、書庫で自分で調べるのは無料ですので、調べようと思えば不可能ではありません。
でも、調べようという気力が起こりませんので、発明協会に行ったのはそれっきりでした。
弁理士に頼めば便利なことも知っていましたが、そんなお金はありませんので、歴史的発明は表舞台に出ることなく、いつの間にか消えてしまいました。
仮に特許が出願できたとしても、それからどうすればいいのか考えていなかったので、それでよかったのかもしれません。
こうして、特許で儲ける作戦は、特許出願のはるか手前で失敗に終わったのです・・・