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販売スタート1

»2014年9月23日
事業のヒント

販売スタート1

神 真一

事業アドバイザーとして、滋賀、京都で「楽しく正しい事業」に導く事業アドバイスをしています。

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自然食品の販売をするために商品を集め、営業や販売員を募集しました。

商品数は十数点、この時点での営業が2、3人、地域の販売責任者が3人、販売員が15人くらいの体制だったと思います。

本部としては事務所とパソコンなど事務機材一式に事務員1人です。

あと私も一応、社長として引っ付いていました。(笑)

ここまで来れば、次は販売方法を構築して販売スタートです!

何か順序がおかしいですが、おかしいのは頭や顔だけではないので、これでいいのだ~

ある程度の商品数は仕入れてありましたので、まずは現物だけで動くことにしました。

販売員に商品を送るにしても、個別に送っていたら送料がかかります。

でも、送料をどうするとか、最低発注数をどうするとか、そんなことは何も考えていなかったので、とにかく営業が動けば何とかなると思っていました。

営業が配達員になっていたら割に合いませんが、あちこち動くついでに持って行くなら問題ないと考えました。

販売員への報酬は、たぶん営業が考えていたと思います。

こんな感じで、おそらく簡単な値段表1枚くらいで販売を開始したのです。

メインの醤油はぼちぼち売れていて、他もぼちぼち売れていました。

最初のうちで一番良く売れたのは水でしたね。

利益率が一番低く、値段の割に場所を取って、重くて扱いにくい水・・・。

水の注文が入る度に、「なんで水やねん!」と思っていました。(笑)

ちなみに、水は7掛けで仕入れていましたので、まったく割に合いませんでした。

割に合わないというよりも、かかる労力を入れたら赤字です。

おまけに、なぜか水の販売に力を入れていた営業もいて、「いや~社長、水が順調に売れますわ~」と言ってきて、定期注文も取っていました。

定期注文ということは、定期赤字ということです。(笑)

「まあ、そこから別の注文が入ればいいだろう?」と思っていました。

その定期注文は結構なペースで入ってきますので、どこに入れているのかを聞いたら、その先は会社でした。

「おいおい、会社は醤油や味噌は買わんだろうが!」とは言いませんが、笑うしかありませんでした。(笑)

「まあ、その会社の社員が個人で注文することもあるだろう?」と思いましたが、記憶に残っている中では、それはありませんでしたね。

このように、ほとんど何も決まっていない状態で、何の方向性もないまま販売がスタートしたのです。

でも、そのないないづくしの状態でも、少ないながらも注文は入ってきました。

ただ、バリバリの赤字でしたが。(笑)