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床下竹炭1

»2014年10月 6日
事業のヒント

床下竹炭1

神 真一

事業アドバイザーとして、滋賀、京都で「楽しく正しい事業」に導く事業アドバイスをしています。

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中国から大型コンテナ1台分の竹炭を輸入して販売を開始しましたが、思ったように売れませんでした。

営業や販売員がサンプルと手作りの怪しいパンフレットを持って販売しているのですが、少しは売れているものの、倉庫には山のように在庫があります。

炭は空気浄化作用がありますので、ほとんどが袋に入っているとはいえ、倉庫の空気はめちゃくちゃキレイだったのかもしれません。(笑)

段ボール箱単位ではめったに売れず、小分けにしたのがチマチマとしか売れなければ話になりませんので、何か一気に売る方法がないか考えました。

そこで目をつけたのが、竹炭を床下に敷くことです。

炭には調湿効果があって、床下に敷くと湿度が調整されて快適に住みやすくなります。

また、シックハウス症候群の元となる物質などを吸着して、健康にも良いということでした。

竹炭を大量に使いますので、床下一面に敷くとなると何十万円もの売上になります。

倉庫には床下に敷きまくっても何十軒分もの炭がありますので、やるしかありません!

すぐに簡単なパンフレットを作って販売スタートしました!

しばらくして、私の知り合いが家を増築するということで、床下に竹炭を敷きたいと言ってきました。

販売開始直後の願ってもないタイミングです。

さっそく見積もりを出したらオッケーだったので、工事の準備に入りました。

作業要員は、もちろん問答無用でコンクリート製品製造部門の従業員です。

「休みの日までタダで働かすんかよ~」とブーブー言っていましたが、「まあ、そのうちいいことがあるわい!ガハハハ~」で終わりです。(笑)

ただ、いくつか問題がありました。

どれくらいの量を敷けばいいのかわからないのと、本当に効果があるかどうかわからなかったのです。

おそらく敷けば敷くほど効果があるのでしょうが、無駄に敷くわけにいきません。

しかし、ケチって少量しか使わなければ、効果が感じられないかもしれません。

ネットなどで調べてみましたが、適正な量はわかりませんでした。

こんな時は、最終的に経営者の勘が物を言います。

データや統計や計算で出すのではなく、経営者の経験や実力から出る勘に頼るのが一番なのです!

ただし、私の場合は何の根拠もない適当な山勘です。(笑)

「まあ、こんなもんで効果はある!・・・かな?」という量にしました。

本当は見積もりを出した時点で竹炭の量も決まっているはずですが、見積もりは「まあ、こんなもんでいい・・・かな?」という適当さだったのです。(笑)

その結果、・・・「炭の効果はすぐに感じられた!」という報告をもらいました!

・・・と言いたいところですが・・・、というどこかで見たパターンではなく、本当に抜群の効果があったのです。

新築特有の匂いが全くなく、調湿効果も実感できるということだったのです。

まさか本当にそんなに効果があるとは、私が一番驚きました。(笑)

口では「すごい効果がある!」と言いまくっていましたが、本当に効果があるか実験したわけではありませんので、「何となく良さそう・・・かな?」という程度の実感だろうと思っていたのです。

こうして知り合いの人体実験で「これは行けるぞ!」と実感したのでした。