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あえて言おう!お客様を馬鹿にしているのかと

あえて言おう!お客様を馬鹿にしているのかと

川乃 もりや

とあるところで、とあるコンビニのオーナーをしている、「川乃 もりや」です。事情により、匿名です。とあるコンビニの元社員が仕事や感じたことを、時にはコンビニの内情のあれこれをブログにしちゃいます。みなさんお付き合い下さい。

当ブログ「とあるコンビニオーナーの経営談議」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/kawarimonoya/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


前々から気になっていたことだが、下記のような文面を見てお客様はどう思っているのだろう。

一枚目.jpg
これはある雑誌付録のPOPだ。右下の文を見て頂きたい。
「※中身は付録に含まれません」とある。POPの表題として「特別付録:多機能バック」と書いてあるのだが、このPOPを見て中身も付録だと考える人はいるのだろうか?このような表記はこの商品に限ったことではない。

2枚目.JPG
次はコチラ、レジャーシートの付録だ。よくある『ご使用上の注意』というやつだ。文字が細かいためテキストに起こすと下記の内容が書かれていた。
◯本品は「レジャーシート」として作製しております。本来の目的以外に使用しないでください。
◯使用後は汚れや水気をふき取り、風通しのよい場所で乾燥させてください。
◯火のそばに置かないでください。熱で変形したり燃えたりすることがあります。
◯シートを引く場所を確認した上でご使用ください。先の尖った物の上でご使用になりますと生地を痛め、本体を破損する恐れがあります。
◯汚れた場合は湿った布でふいてください。(シンナー、ベンジン等、揮発性溶剤はご使用しないでください)
と、ある。この注意書きは必要なのか?

3枚目.JPG
これは話題にもなり議論が尽きないところだと思うが、使用上生命や財産に危機を与える可能性がある場合に、注意事項として書くのであれば解らないではない。

こういった物を作る仕事はしたことがないので「素人が何を言っている」と、思われるかもしれないが、私はお客様を無能扱いしたくはない。法律等で決まっているのであれば、その法を作った人に「何を考えているのだろう?」と、疑問を感じずにはいられない。

消費者を無能にしているのは、提供者なのではないかと勘ぐってしまう。
確かに、消費者を無能にした方が商売はやり易いだろう。お客様の判断能力を奪えば提供者側が都合よく商売できるのだから。
しかし、お客様は馬鹿ではない。品質の悪いものを提供すればそこからは離れていくのだ。
もちろん、お客様を馬鹿にして記載しているわけではないことは分かっているのだが、最近の色々な出来事について考えていると、情報提供者は、消費者に対して提供すべき情報を履き違えているように感じてならない。