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意見と質問は一方通行

意見と質問は一方通行

川乃 もりや

とあるところで、とあるコンビニのオーナーをしている、「川乃 もりや」です。事情により、匿名です。とあるコンビニの元社員が仕事や感じたことを、時にはコンビニの内情のあれこれをブログにしちゃいます。みなさんお付き合い下さい。

当ブログ「とあるコンビニオーナーの経営談議」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/kawarimonoya/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


 世の中一方通行であることが多い。片思いの相手にしつこく迫れば、条件によってはストーカー行為となる。

 「意見(提案)」と「質問」も、本来一方通行であるのではないだろうか。

 会議で様々な意見を交わし合うが、それらがすべからく通るとは限らない。自分自身、最高の提案だと思っていても、採用されるわけではない。そこには、様々な要因が複雑に絡み合うからだ。

 だからといって、通らない意見や提案に縛られていても、仕事は進まない。それどころか、場合によっては爪弾きにされるのが、この世の中だ。
 質問は答える相手がいるので、一方通行ではないように感じるが、質問をする相手が「答えてもらいたい」と考えているだけで、質問される相手が返答を強制されるものではない。答えるか答えないかは、質問された側に主権がある。返答を強制すれば単なる「しつこい奴」と、されるのが常である。

 もちろん、人の意見を聞かない奴も嫌われるわけで、質問に答えない奴は誠意がないと思われるかもしれない。しかし、それは、聞かない人、答えない人が考えることであって、意見を言う側、質問する側が、心配することではない。


 当方のブログにおいても、幾つものコメントが付いている。コメントの中に「説明責任を果たせ」などと書かれているが、なんの責任だか全く理解できないし、説明すると約束した覚えもない。
 本部に、コメントやツイッターの内容をまとめ意見を添えて上げたが、本部に対して「絶対回答しろ」などとは、当然言っていないので、梨の礫だ。
 ブログというモノは、何を書こうが、書き手に自由がある。それに対して、意見を持つのも、質問するもの読み手の自由。しかし、コメントに対して回答するかしないかの主導権は、こちらにある。

 筆者は、コメントを検閲する気はない。と、いうより、すると面白くなくなるだろうと考えているからだ。人には様々な意見があり、それらがありのまま出ている方が健全だ。だから、それらコメントに肯定も否定もする気はない。と、同時に、そのコメントに対しての返答もすべてする気もない。様々な人と意見が完全に一致するなんてありえないと考えているので、見解の相違としか思えないからだ。

 しかし、今後は関係のないエントリーへの関係のないコメントは削除させていただくことにした。関係のないエントリーに関係のないコメントをするのは、片思いの相手にしつこく迫るようなものである。