誠ブログは2015年4月6日に「オルタナティブ・ブログ」になりました。
各ブロガーの新規エントリーは「オルタナティブ・ブログ」でご覧ください。

ヘッポコオーナーの元には優秀なバイトがいる現象

ヘッポコオーナーの元には優秀なバイトがいる現象

川乃 もりや

とあるところで、とあるコンビニのオーナーをしている、「川乃 もりや」です。事情により、匿名です。とあるコンビニの元社員が仕事や感じたことを、時にはコンビニの内情のあれこれをブログにしちゃいます。みなさんお付き合い下さい。

当ブログ「とあるコンビニオーナーの経営談議」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/kawarimonoya/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


店の従業員の大半をアルバイトで占めるコンビニ。
仕事に責任感を持たせることは、難しい。しかし、ある程度の責任感を持って仕事をしてもらわないと、それこそ本当に24h365日店から離れられなくなる。
「んな、バイトで責任感なんて持ちたくないよ(持ってないよ)」なんて声が聞こえてきそうですが、そうでもないですよ。

社員時代からよく見かけた光景なのですが、「ヘッポコオーナーの元には優秀なバイトがいる現象」不思議に思われるかもしれませんが、こんな状況に幾度も出会いました。何もやらないオーナーの元に優秀なバイトが育つのです。
私も、始め不思議でした。「なんで、こんな馬鹿オーナーの所でこんな優秀なバイトがいるんだ?」って、もちろん100%ではありません。本当に馬鹿なオーナーの元では、本当に馬鹿なバイトも育ちます。
なんだろう?この現象は?
優秀なオーナーの元に優秀な人材が育つのではないのか?
確かに、優秀なオーナーの元には優秀な人材が育つ確立が高いです。
しかし、責任感が育つとは限らないのです。

【責任感は育てられない】
上記のヘッポコオーナーの元に育つ責任感あるアルバイトに色々質問すると、「仕方ないのでやっている」と、いう感想が多いのですが、そんな愚痴を言いつつも店の監督を軽々とやってのけるのです。
逆に優秀なオーナーの元で見られるのは、技術的には優秀だが、店を監督する人材に乏しい場合があるのです。

なるほど、責任感は技術として育てているわけでは無いのかもしれない。
環境が、責任感を育てているのかもしれない。そう考えると、ヘッポコオーナーの元に責任感あるバイトが育つことが説明できる。
その為には、「口を出さない手を出さない」と、放置にも近い環境を作る必要がありそうだ。ただし、現責任者は、育成者が責任ある行動をしたら、何らかの形で評価することを忘れてはいけないだろう。

だけど、昼行灯を演じるなんてことが、出来るのかなぁ
コレに関しては、もう少し考えていく必要がありそうだ。