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2013年の「消費者理解コトハジメ」を振り返ってみた。

»2014年1月 7日
消費者理解コトハジメ

2013年の「消費者理解コトハジメ」を振り返ってみた。

大久保 惠司

株式会社コプロシステム取締役 商品計画研究所所長。携帯電話キャリア、電機・食品・化粧品各メーカー、エンタメ系企業等のブランディング、商品開発に関するプロジェクトを多数手がける。Mac大好き。

当ブログ「消費者理解コトハジメ」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/keijix/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


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【ブログデビューから早くも2年】

 一昨年の1月に56歳にしてブログデビューを果たし、なんとか2年間続けることができました。今年の最初の投稿は昨年の「消費者理解コトハジメ」の振り返りをしてみたいと思います。

 私のブログデビューの動機は不純です。シングルソース・消費者パネル「ぺるそね」のサービス開始にあたり、このサービスを活用して、マーケティングデータの分析の事例をご紹介したかった、というのがブログを開始した目的でした。

 マーケティングにとって最も重要なことは「消費者(顧客)理解」にあると思っています。マーケッターの仕事とは、お客様本人も気づいていない欲求を捉え、それに応えて行くことなのではないでしょうか。

 とはいえ、お客様本人さえも気づいていないものをどうやって捉えればいいのか?という話になります。本人さえも気づいていないのであれば、質問しても答えてもらうことはできません。意見を聞いても、意見と行動が一致しないのが人間というものです。

【所有ブランド(商品)から消費者を洞察する試み】

 そこで注目されているのが「消費者の行動」を捉え、そこから消費者の心の奥深くにある欲求を見いだしていくという考え方です。消費者インサイトが重視されるようになったのもそのような背景があったからだと思います。

 エスノグラフィーのような行動観察からインターネットなどの行動履歴であるログデータ(ビッグデータ)の分析などにいたるまで、消費者理解のための「消費行動」に注目が集まっているわけです。

 私たちは、消費行動の結果として「何を買ったのか」ということに着目し、消費者が持っている持ち物から、その心の動きを洞察できないか、と仮説を立てました。

 つまり所有しているブランド(商品)から消費者を理解しようというアプローチです。そのために約30,000人の持ち物の情報を集めたデータベースを構築し、様々な角度から比較分析できるサービスとして、シングルソース・消費者パネル「ぺるそね」を立ち上げました。

 前置きが長くなってしまいました。2013年の「消費者理解コトハジメ」を振り返ってみたいと思います。

【2013年の消費者理解コトハジメを振り返る】

 2012年の1月にブログを開始して、2年間で59回の投稿をしました。2012年が31回、2013年が28回でした。昨年は若干ペースが落ちています。実感としては昨年はあまり書けなかった、という印象があったのですが、意外と2012年のペースと大きく変わりませんでした。月平均2.3回です。

 Google Analyticsで2013年1月1日〜2013年12月31日までのページビューのランキングをみてみましょう。

 第1位 36,222PV 「facebook女子とmixi女子の違いとは?」

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 第2位 16,697PV 「レクサスな男性とBMWな男性を比較してみた。」

コトハジメ19.004.png  実は第1位と第2位は2012年に投稿したものです。なんだか長いこと読んでいただいています。

 第3位 10,072PV ライン女子とツィッター女子を比較してみた。

Line女子vsTwitter女子.003.png

 第4位 6,469PV 「タブレットな男たち。iPad mini vs Nexus 7 vs Kindle Fire HD」

タブレット男子.004.png

 第5位 5,054PV 「iPad mini な男性を調べてみた。」

 (画像省略)

 第6位 4,933PV 「Nexus 7男子について。」

 (画像省略)

 4位〜6位は2013年11月〜12月にかけて投稿したものです。投稿から1ヵ月も経っていないにも関わらず、上位に入ってきました。

 第7位 4,601PV 「レッドブル女子ってどんな人?」

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 第8位 4,595PV  「再びfacebook女子とmixi女子を比較してみた。」

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 第9位 3,854PV 「ヴィッツなね〜さん。」

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 第10位 3,676PV 「コンパクトカーの女性ユーザーを見てみた。」

コンパクトカー女性.005.png

 以上がベスト10になります。IT系のユーザーばかりではなく、クルマや飲料なども入ってきて、バラエティーに富んだベスト10になりました。次回は前回に引き続き、女性用メイク用品市場から、「シャネル」のユーザーについて見て行きたいと思います。2014年も頑張って書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。


*「シングルソース・消費者パネル ぺるそね」は30,000人の150問にわたるアンケートをデータベース化し、あらゆる角度から分析できるサービスです。利用料金は3,500円〜と手軽にお使いいただけます。
*無料でぺるそねの分析機能を利用できる「フリープラン」のサービスを開始しました