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日本の「ソーシャルメディア女子」を俯瞰してみました。 -データから見るペルソナ図鑑(7)-

»2012年3月19日
消費者理解コトハジメ

日本の「ソーシャルメディア女子」を俯瞰してみました。 -データから見るペルソナ図鑑(7)-

大久保 惠司

株式会社コプロシステム取締役 商品計画研究所所長。携帯電話キャリア、電機・食品・化粧品各メーカー、エンタメ系企業等のブランディング、商品開発に関するプロジェクトを多数手がける。Mac大好き。

当ブログ「消費者理解コトハジメ」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/keijix/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


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 「facebook女子」から始まり「Twitter女子」まで、5つのソーシャルメディアの女性ユーザーについて、アンケートデータから見てきました。おさらいの意味も含めて全体を眺めてみたいと思います。


【ソーシャルメディア女子ってどんな人?】

 ここまで「クラウド型消費者分析ツール『ぺるそね』」を使ってソーシャルメディアユーザーを見てきました。「ぺるそね」に登録されている29,093人の内、女性は15,628人。そのうち何らかのソーシャルメディアを利用している人は41.4%(6,475人)でした。5つのサービス別のユーザーの特徴をまとめたペルソナ・イラストを1枚の絵にしましたのでご参照下さい。

 ソーシャル女子のペルソナ・イラスト
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【デモグラフィック的なポジションから見てみる】

 「平均年齢」と「平均世帯年収」のポジショニングチャートを見てみると、強い相関があることがわかります。相関とは平均年齢の高いグループほど平均世帯年収が高い、ということです(あたりまえと言えばあたりまえですが...)。最も平均年齢の低い「mobage女子」から、最も平均年齢の高い「facebook女子」まで、ほぼ一直線で並びます。(図1)
 図1
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 「平均年齢」と「平均既婚率」を見てみると、こちらはあまり相関はないようです。最も既婚率の高いのは「mixi女子」で、平均年齢としては3番目です。最も既婚率の低いのは「Twitter女子」で、平均年齢は2番目に高いグループです。(図2)
 図2
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【メディアの接触状況を見てみる】

 メディアの接触状況を見てみましょう。ここではテレビの平均視聴時間とインターネット(PCによる)の平均利用時間のポジショニングを行っています。一番テレビを長く見ているのは「mobage女子」で一番テレビを見ていないのが「facebook女子」です。また、一番インターネットの利用時間が長いのが「Twitter女子」で、短いのが「GREE女子」と「mixi女子」です。

 女性の平均(赤い点)と比較してみると、今回の対象者である「ソーシャルメディア女子」はインターネットの平均利用時間が大幅に長いことがわかります。また「GREE女子」と「mobage女子」はテレビの視聴時間が女性の平均を超えているのに対し、「mixi女子」「facebook女子」「Twitter女子」はテレビの視聴時間が女性の平均を下回っています。(図3)「GREE」や「mobage」がTV CMによって顧客を増やしているのは、ターゲットに合った展開と言えるかもしれません。
 図3
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【消費行動や価値観を見てみる】

 「ファッション」と「携帯電話」への関心の高さをポジショニングしてみました。ファッションに最も関心の高いグループは「mobage女子」最も低いのは「Twitter女子」ということになります。また携帯電話に最も関心の高いのは「mobage女子」最も低いのは「mixi女子」となりました。「mobage女子」と「GREE女子」はどちらも双方の関心度の高い人の割合が相当数いるようです。(図4)
 図4
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 次に「買い物を楽しんでいるか」と「衝動買いの多さ」をポジショニングしてみましょう。最も買い物自体を楽しいと感じているのは「mobage女子」で、衝動買いが最も多いのが「GREE女子」でした。この二つのグループは、相対的に消費意欲が高いグループと言えそうです。もしかしたらソーシャルゲームのアイテム購入なども、衝動買い率の高い人たちが支えているのかもしれませんね。衝動買いが最も少なかったのは「mixi女子」でこの中では最も堅実な消費スタイルを持っているようです。(図5)
 図5
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 周囲の人たちとの関係性を見るために「周囲の目を気にするか?」を二つの軸でポジショニングしてみました。「自分が周囲からどう思われているかが気になる」と「周囲から一目置かれたいと思う」は「facebook女子」以外は相関関係にあります。最も気にしているのは「mobage女子」最も気にしないのは「Twitter女子」ということになりますが、「facebook女子」は「周囲からどう思われているかは気にしないが、一目置かれたい」というポジションになっています。このあたり、なんとなく「facebook女子」らしい価値観と思えるのは私だけでしょうか?(図6)
 図6
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 ここまで様々な角度でポジショニングを見て来ましたが、それぞれのグループの違いがご理解いただけたでしょうか?「facebook女子」「mixi女子」「Twitter女子」の違いはそこそこ明確だったのではないでしょうか。一方「GREE女子」と「mobage女子」の二つのグループは大変似た特徴を持っていることがわかりました。二つ合わせて「ケータイ・ソーシャルゲーム女子」としてポジショニングした方がよいかも知れません。

 さて、今回も突っ込みどころ満載で「日本のソーシャルメディア女子」を全体的に俯瞰してみましたが、ご紹介した以外のデータ等で気になることがあったら、是非、お問い合せください。

 今回マイニングしたデータは2011年9月調査のものです。facebook等はユーザー数も相当増加していると聞きます。次回の調査のタイミング(2012年4月以降に実査予定)で再度ソーシャルメディア女子についてのマイニングを行えば半年間の変化等もわかると思いますのでどうぞお楽しみに...。

各グループの詳細は下記のエントリーをご参照下さい。


*データは全て2011年9月「ぺるそね」調べ。n=29,093
*「クラウド型消費者分析ツール ぺるそね」は30,000人の150問にわたるアンケートをデータベース化し、あらゆる角度から分析できるサービスです。利用料金は3,500円〜と手軽にお使いいただけます。
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