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東芝dynabook「V713」はキャズムの先でうずくまるフォロワーの私にも使えるのか?【後編】

»2013年6月28日
新規事業の罠

東芝dynabook「V713」はキャズムの先でうずくまるフォロワーの私にも使えるのか?【後編】

平野 健児

新卒でWeb広告代理店入社後、新規事業支援で独立。無料家計簿アプリ「ReceReco」、WebサイトM&A「SiteStock」等、多数の新規事業を立ち上げ、運営。

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●東芝dynabook「V713」が活躍中の3つのシーン
 前編でお話しした通り、セットアップを完了し、本格稼働させ始めた「V713」ですが、1週間使ってみたところ従来のPCで出来ることに加え、3つのシーンで「これは使える!」という感じになってきましたので、ご紹介したいと思います。
「ブレストに使える!」
 私は新規事業を生業としておりますので、新しい企画を立ち上げることが頻繁にあります。そこで自分一人でやるのも含めてブレストする機会が必然的に発生するのですが、その際に使ってみると従来のホワイトボードや紙のノートと違う感じで凄く使ます。
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まず、従来のPCと違ってデタッチャブル機能により、簡単にタブレットとして使えますので、どこでもブレストを始めることができ、また今回の売りであるペンの自然な書き心地により、紙のノートに近い気安い使い勝手が実現できています。そして、写真の様な感じで色を付けたり画像を付けたりしながら、簡単に絵や文字を描いては保存して次のを書く、みたいな感じで使え、かつデジタル&ネットの良さを活かしてそれを共有することが出来ます。この使い方は紙では出来ないやり方ですね。さすがにこのサイズではホワイトボードの様に大人数で覗くのは難しいですが、一人や二人でやる時は十分です。これからのブレストは、基本的にこちらを使い、大人数ならホワイトボード、電源やネットが無い時は紙のノートという感じになりそうです。
「家事に使える!」
 せっかくのタブレットですので、家族にも渡して使ってもらいました。妻が特に気に入って使っていたのはクックパッドのようなレシピを見る時です。スマホを使う前は、PCと台所を行ったり来たりしてましたし、最近はスマホでその場でレシピを見る様にはなっていたのですが、どうしても水仕事などをやっているとスマホの狭い画面を操作するのが億劫な時があったらしいのですが、これだけ大きい画面であれば、ある程度レシピを一覧しながら操作が可能で、そもそも狭い画面よりも見やすいですし、レシピはタブレットに任せてしまえば、スマホは料理中音楽プレイヤーとしても使えるので便利ですよね。
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速攻で、「この新人は出来る。」と語っていました。あと、性能とは違いますが、薄くて小さいので普段も机の上で幅を取らず、片付けが楽なのもいい、とのことでした。
「子供の遊び相手に使える!」
 単純に上記のブレストでも使った、ホワイトボードにお絵描きさせる、という使い方もありですが、Windowsのアプリストアを開けば、知育系のアプリもいくつか入っています。さすがにAppStoreやGooglePlayのように山ほど、ということはなくまだ数える程ではありますが、私の専門分野である新規事業的には、教育アプリはゲームの次に来るのではないかと噂されている分野でもありますので、今後沢山の良質なアプリがアップされていくのでは、という期待感はあります。現にいくつかで遊ばせてみたところ、夢中になってフリックやピンチしてました。
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まあ正直、健康のことや情操的なことを考えると、もちろんタブレットにそれを全部期待すべきではないので、時間等は区切るべきですが、一方でタブレットは将来的に教育現場に投入されていく可能性は高いですし、私自身もゲーム機で遊んでいたから、ITに抵抗無く入れた部分は大きいと思っているので、今のうちから触らせていけば、ザッカーバーグの様になって「パパ、この間Googleがあたしのプログラムを買収したいって言ってきたからもう働かなくていいよ」とか言ってくれる展開もあるかもしれません!
●結局、東芝dynabook「V713」はフォロワーでも使えるのか?
 まだ1週間程しか使っていないですが、これは「使える!」という結論です。もちろん、例えばデタッチャブルを支える強度の代償として、画面とキーボードの開きが100度程しか無いので、座高の高い自分には首が辛かったり、SSDの高速処理の代償として、ローカルでのデータ配分は考えないといけない、という欠点や弱点はあったりしますが、デタッチャブルやフラットUIやクラウド活用という流れは、当分市場を支配するでしょうし、仮に変化の激しい業界ですので、「V713」の次世代機がいずれ出てきたとしても、この段階でこういった流れに触れておいた方が、確実に対応はしやすくなります。というわけで、最初は半信半疑だったのですが、我が家は現在のノートPCからこちらに全面移行することに決定しました。皆さんも、購入するしないは別として、是非この新しい時代のPCに触れて感覚だけでももっておくことをオススメします!
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