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夢中になった5つのゲーム その1ドラクエII #5games

»2012年4月13日
3分間ビジネスモデル

夢中になった5つのゲーム その1ドラクエII #5games

斎藤 健二

DOS/V雑誌→IT系ニュース記者→ケータイ関連Webメディア創刊編集長→LifeHack系Webメディア創刊編集長→複数Webメディア発行人→スマホ事業責任者。ONETOPIボードゲームキュレーターです。Twitterアカウントは@kuzyo


一昔前でいうバトン、ブログでいうお題のような形で、Twitterの「#5games」といったハッシュタグを目にするようになった。「ハマった5つのゲーム」について書いていこう、というものだ。僕の場合は、ハマったボードゲームも多数なので今回はデジタルゲームから5本を振り返ってみようと思う。

●ドラゴンクエストII(ファミコン)

ここから日本のRPGは始まった、といえるドラゴンクエストシリーズから"2"を。Iとは違い、主人公に加えて仲間2人でパーティを組み、列をなして荒野を歩く、当時としては斬新だったゲームだ。

なぜIではなく、IIIでもなくIIなのかというと、初めて自虐的なプレイをしたゲームだからだ。主人公の経験値ゼロ、レベル1のまま、最後の竜王のいるロンダルキア台地まで進むという苦行を行った。本来は3人のところ、2人パーティで最後までいくわけだ。

まず2人目を仲間にするまでは、敵と会ってもとにかく逃げる。敵を倒してしまうと経験値が入るからだ。めでたく2人目が仲間になったら主人公の勇者にはお亡くなりになってもらう。棺を引きずる状態で、2人目が独力で頑張る。そのまま3人目も仲間に加え、勇者は生き返ることなくゲームは進む。一応主人公はロトの子孫であり、けっこう強いものだから、残りの2人だけでゲームを進めるのは結構たいへんなのだ。

さてなぜ「勇者の経験値ゼロのままゲームをクリアした」と書かなかったか。

ロンダルキア台地での出来事だ。パーティーが全滅した場合、勇者たちは最寄りの町の教会で復活してゲームを続けることになる。ところがロンダルキア台地で全滅した場合、復活する場所は安全な町中ではなく、なんか危険まっただ中。といっても、ここまで定員マイナス1でやってきた歴戦の猛者であるナンバー2とナンバー3にとっては大したことがない。のだが、復活するのはなんと主人公のロトの血をひく勇者だけ。ロンダルキア台地で復活した"レベル1の勇者"は、最強に強いナンバー2と3を復活させられる場所に向かうため、一人ロンダルキア台地を歩くことになる。一度でも敵が現れたらジ・エンド。雑魚級の敵でも、レベル1の勇者は敵ではない。戦うのはおろか逃げることもできず一撃でさようならだ。

そう、小学生の僕は、ロンダルキア台地で全滅し、レベル1の主人公一人の状態で、そこから抜け出られなくなってしまったのだ。

「くそぅ。二人目だけでも復活できれば、こんな敵、屁でもないのに」。そう思いながら、出るなよ、出るなよ、と恐る恐るロンダルキア台地の道を行く。デレドラー♪! 効果音と共に怪物が現れたらもう終わり。リセットだ。こんな不毛なことを30〜40回はやっただろうか。敵に会わずに街に戻るより、最初からゲームをやり直したほうが楽なんじゃね? そう思った瞬間が、僕がドラクエIIを卒業した瞬間だった。

え、どうしてロンダルキア台地の前のセーブポイントからやり直さなかったのかだって? ドラクエIIはまだカセットにデータを保存できず、復活の呪文を紙に書き留めるシステムだった。その前の復活の呪文は捨ててしまっていたのだ。。。バックアップだとか履歴だとか、小学生にして、そうしたものの重要性を悟った瞬間だった。

※以下、続く
●アドバンスド大戦略(セガサターン)
●リッジレーサー(アーケード)
●ダンス・ダンス・レボリューション(アーケード)
●Age of Empires/ROR/AOK/AOC(PC)
●ティアリングサーガ(PS)