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ツイッター学概論 その6 「ホーム・アウェイ理論」
昨夜のワールドサッカー「パラグアイ戦」はものすごかった。
「0-0」で延長戦、さらにPK戦で惜しくも敗れたが、サムライジャパンの潔い闘いぶりには始終圧倒された。オシム元監督が「PKはしょうがない。PKはサッカーではない」 、長谷部が「PKは時の運」と言っているように、強豪パラグアイと互角で張り合う力を見せつけたサムライたちは素晴らしいの一言に尽きる。
ツイッター上では夜11時の開戦前から #jpn #worldcup #wc2010 #daihyo などのタグで応援ツイートが滝のように流れ出した。
W杯デンマーク戦では、日本人は1分間に約19万7000回ツイートして、世界の過去記録を更新したそうだが(http://bit.ly/9MBKu0 )、パラグアイ戦もそれをしのぐツイート数だったのではないか。
私もiPhoneで#jpn と #wc2010をサーチしながら、テレビ観戦した。しかし自分ではほとんどつぶやかず、もっぱら人のつぶやきをRTする側に回った。
なぜなら私にとって#jpn や #wc2010は「アウェイ」だからだ。サッカーについてあまり知識がないので、的外れなことをつぶやきかねず、サッカー通たちのつぶやきを応戦するほうがよいと思ったからである。
(本当は、「パラグアイの選手たちのシュートを果敢に防御する川島の顔を見て、幕末の志士を想起した」とつぶやきたかったが、川島の「川」の字が「河」かもしれないと思い誤植を恐れてやめた)
サムライジャパンはブブゼラの轟音に耐えて南アフリカでのアウェイ試合を戦ったが、彼らにとって最もほっとする場所はやはり、暖かい声援に囲まれたホームである日本のグラウンドだろう。
では私にとっての「ホーム」はどこかといえば、それはまぎれもなく #ryomaden=「龍馬伝」である。twilogで自分のつぶやき内容を調べたところ、#ryomadenのハッシュタグをつけたつぶやきがダントツに多いので自分でも驚いた。
「龍馬伝」オタクの私は、日曜日に少なくとも2度観る。一度目はじっくり、二度目はツイッターしながら。その日の放送分に関する歴史的事実を予習するほど熱中している。、#ryomadenの中の人には顔なじみも多く、基本的に登場人物やドラマ内容を礼賛するツイートが多いので、ケンカや炎上などのストレスもほとんどない。
W杯のような素晴らしい「アウェイ」には魅了されるが、やっぱり 「ホーム」である#ryomadenでつぶやくときがほっとするのであった。
というわけで、自分の「ホーム」がどこなのか、いまひとつよく分からないという人は、Twilogで調べてみていただきたい。Twilogを見ると、日頃自分が「誰に」「どんな内容で」つぶやいているのか、数値で分かって面白い。
だが、半年後に「龍馬伝」が終わって「ホーム」がなくなったら、一体私はどうしたらよいのだろう。途方に暮れてしまうかも・・・。