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038.【自分の事】NASが壊れた日(1)
»2012年9月21日
IT雑貨屋、日々のつづり
038.【自分の事】NASが壊れた日(1)
1967年生まれ、神奈川県横浜市在住。ひょんな事からIT業界に努めて四半世紀、嫁と子供2人、あとメス猫一匹を抱えて、日々奮闘しているエンジニア(??)です。趣味はバイクと読書。IT業界の事、仕事の事、趣味や日々の雑感などについて、これから書いていきたいと思います。
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ようやく夏の厳しさが和らいでき始めた感じもしますが、皆さんはいかがお過ごしですか?
大変ご無沙汰しています。佐藤@IT雑貨屋です。
相変わらず仕事で忙殺されていて、ブログの更新もままならずですが、何とか日々しのいでいる感じです。
この季節の変わり目、関東近縁では夜になって雷雨に見舞われる事もあるなど、かなり天候が不安定な状況でしたが、つい先日の事、夜中に私の家の近所に落雷があったらしく、短時間でしたが停電が発生しました。
私の家ではNAS(Network Attached Storage)を利用して様々な情報を保存していたのですが、この落雷によってどうやら壊れてしまったようなんです。この落雷のあった翌日、電源を再投入したのですが、ステータスランプが無情にも「赤点滅」を繰り返し、幾度がリブートしても全然ネットワークから認識出来なくなっていました。
このNASに入れてあった情報には、仕事の情報はもちろんの事、家族旅行のビデオデータ、過去10年分の家族写真、またCDから落としてある音楽ファイルなど等、、総容量で100Gバイトほどのものがありました。
もうこの状況を知った時には、頭をハンマーでぶん殴られた気分。正直言って立ち直れない感じがしました。
ちなみに利用していたNASはBUFFALOのLS-L500GLという機種です。
ホームページを見てみると、修理に出した時にはフォーマットを掛けられる可能性もあるとかで、幾つかのデータ修復会社の紹介が掲載されていました。しかし内容を読んでみると、いずれも数万円はかかる見込み。ハード故障の場合には12万以上という金額もありました。
もうはっきり言って、データはあきらめるしかないかと思っていましたが、、、、考えてみれば自分は「ITエンジニア」だったんですよね。ここでもIT雑貨屋と称しています。情報機器の修理くらいは自分でやれなくてはどうするんだ!と。。。自分に渇を入れました。
想像するに、NASで壊れたのはOS関係の部分であり、実装しているデータ領域は残っているのではないか?
そうであればHDD本体を取り出して、PCにつなげる事が出来れば、データは取り出す事が出来るはずだと思い、ネット上で必要な情報を検索しました。
ATTENTION!!:ここから先の手順を模倣されて機器が故障しても、当方は責任を持てませんし、何も保障は出来ませんので、安易にまねをしない様にお願いします。もし行う場合には自己責任でお願いします。
そうしたら機器の分解方法を説明したページがありました。修理奮闘(http://www.muryoku.net/tab4.html)
早速、工具を出して分解を始めました。
これがNASです。
ここ五年ほど利用していました。
電源入れてもウンともスンとも言わなくなっていますが、おそらくこの箱の中には、大事なデータがまだ生きている事でしょう。
これから分解します。
分解するには、まず底辺のネジを取り外さなければならないようです。
これが底辺のネジです。
ここをはずすといとも簡単に前面のカバーが外れます。
この部分をはずすと、恐らくメーカーに修理を依頼しても反古にされるんだろうなぁ・・と思いますので、覚悟を決めて外しました。
前面のカバーを外すと、いとも容易く両サイドのカバーも前にスライドさせて外す事が出来ました。
そして中にはHDD本体の姿も、、いよいよ本体を取り出します。
両サイドのカバーを外したら、HDDの見える裏側からネジ3本を外します。
ここまで進むのに5分もかかりません。結構簡単に外れます。
ネジを外したら、筐体を前面の方に傾けて2~3回ほどゆすると、中から3.5インチのHDDが出てきます。
これがHDD本体です。
この本体の説明を見てみると、PCとの接続はSERIAL ATAらしいので、変換コネクタ機器を接続すれば、他のPCから覗く事も可能なはずです。
またgoogleでLinkStationを検索すると、OSはLinuxを採用しているらしく、ファイルシステムもLinuxなので、単に変換コネクタ類を購入してPCに接続しても、PCのWindowsでは見れそうにありません。
まあそのあたりはフリーソフトがある様なので、それをPCにインストールすれば事足りるというところでしょう。
ここまで作業をしてから、近所の家電量販店に変換コネクタ機器を探しに出かけました。
【自分の事】NASが壊れた日(2)へ続きます。
追記