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ハドソン本社に潜入:「懐かしゲームはiPhoneでやる時代だっ!」
»2011年3月 1日
安齋の「No brain,no life」
ハドソン本社に潜入:「懐かしゲームはiPhoneでやる時代だっ!」
社会人5年目。世の中にある様々なモノ・サービスに対してブレストしたものを記事にしていきます。また、ほかのブロガーさんや企業さんとのコラボ企画なども織り交ぜてお送りいたします。コラボしたいという方、絶賛募集中です!
当ブログ「安齋の「No brain,no life」」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/shinpeianzai/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
↑ハドソン本社のあるミッドタウン・タワー。
スーパーマリオの発売年に生まれ、スーファミと共に育ち、スクエニ全盛期に勉学に励んだ(?)私は、まさしくゲームの黄金時代を生きてきました。ゲームから受けた影響は図りしれません。私を含めた20代~30代にとって、ゲームはひとつの文化なのです。
時代は変わり、今や携帯ゲームが隆盛を極めています。DSやPSPで遊ぶ人を電車で見かけない日はありません。もはや、それが日常的な風景になっているのです。
そんなゲーム世代にとって、幼き日にプレイしたゲーム(懐ゲー)は、雑談中に盛り上がる絶好のネタでもあります。話をしている中で、久しぶりに懐ゲーをプレイしたくなると思う方も多いはず。そんな方々にお勧めのアプリが、ハドソン社がiPhone・iPod touch向けに発売しているPC Engine GameBoxです。なんと、かつての名作21タイトルをiPhoneなどでプレイできます!出たな!!ツインビー、PC原人、グラディウスなど、私を含めた読者の方々がかつて遊んだゲームが勢ぞろい。名前を聞いただけで、懐かしい気持ちになりますね。
これは是非プレイしなければ!ということで、ハドソン本社へお邪魔し、このアプリを体験させて頂きました。幼少期には想像もできなかった夢のコラボが、ついに実現!それではタイトルコールに参ります。
コラボ企画「ハドソン本社に潜入:『懐かしゲームはiPhoneでやる時代だっ!』
↑ハドソン本社は、東京ミッドタウン32階にあります。
普段は関係者以外入ることのできないオフィス内。とても緊張しました。
2つのゲートを通過し、ハドソン社へ。入り口では担当の方々が出迎えて下さいました。会議室に案内され、しばし雑談。今まで私がプレイしたゲームの話などで盛り上がりました。ハドソン社はボンバーマンや桃太郎電鉄など超有名タイトルが多く、私も相当プレイしました。私が物心ついた時から現在まで日本を代表するゲームメーカーだというのは、やはり凄いことだと思います。
そしてついに、PC Engine GameBoxの入ったiPhoneが姿を現しました。アプリを起動すると、懐かしのタイトルがズラズラっと並んでいます。
まずは、このアプリの概要を説明させて頂きます。
PC Engine GameBox本体は無料でダウンロードできます。ソフトはタイトルごとに有料です。お試しで10分間無料でプレイすることもできるようなので、まずは本体をダウンロードしてみてください。各タイトルは1本350円で購入できます(「パワースポーツ」というソフトのみ無料)。
それでは、私がプレイした10タイトルのレビューです。
1.PC原人(1989年発売)
PCエンジンといえばコレ。かわいい原人くんを操作して進むアクションゲームです。
当時、原人の「頭突き」攻撃を真似して怪我をした少年たちがたくさんいました。私もその一人です。このゲームを見て育った世代は、原始人=PC原人というイメージがすり込まれているはずです。「アクションゲームはマリオだけじゃない」という、ゲームの多様性に貢献したソフトだと言えます。
2.グラディウス(1991年発売)
本格的シューティングゲーム。横スクロールゲーといえばグラディウスと言えるほどの名作です。僕はこのゲームをやり込んではいませんが、このゲームからは「立て直し」と呼ばれる新たなやり込み方法(戦略的にゲームをプレイする方法の一種)が生まれました。一般的にはアーケードゲームが有名ですが、PCエンジンをはじめ様々なハード機に移植されました。
3.ソルジャーブレイド(1992年発売)
こちらは縦スクロールのシューティングゲーム。友達の家でプレイした記憶があるだけで、あまり内容は覚えていません。演出に力を入れているらしく、派手な空中戦が面白いソフトです。知り合いの30代にこのゲームのことを聞いてみたところ、「懐かしい!」と感動していました。
4.パワースポーツ(1992年発売)
数日間にわけて様々な競技に挑戦するスポーツゲーム。個人的には、スポーツゲームといえば「バルセロナ'92」や「ハイパーオリンピック」のほうが記憶に残っています。
AボタンとBボタンを連打して走る短距離走などは、懐ゲーによくある「連打」が楽しめます。でも電車内で連打していたら、ちょっとコワいですね。プレイする場所に注意です。
5.パワーリーグ(1988年発売)
PCエンジンの野球ゲームといったらこのシリーズ。のちにスーファミ版やプレステ版も発売されています。そういえば、近所のお兄さんがこのゲームを持っていた記憶があります。
操作に慣れるまでちょっと時間が掛かりました。デッドボールを何度も与えてしまいました。。
6.ビクトリーラン(1987年発売)
ダカールラリー(パリダカ)を彷彿とさせるレーシングゲーム。タイヤ、ギア、エンジンなどが徐々に消耗されていくリアルな作り。
画面は東京フレンドパークの「デリソバグランプリ」に近い。エッフェル塔などもきれいに表現されています。
7.ボンバーマン'94(1993年発売)
今もなお親しまれているシリーズのPCエンジン版。私は「スーパーボンバーマン」をかなりプレイした記憶があります。爆弾がベルトコンベアに乗っかって流れたり、リモコン操作できたりと、今思えば何でもありのゲームだった気がします。
ゲームとは関係ありませんが、当時ボンバーマンから派生した「ビーダマン」という遊びに熱中していました。ミニ四駆、ハイパーヨーヨーと共に男の子の遊びの定番でした。
8.高橋名人の新冒険島(1992年発売)
かわいいグラフィックとは裏腹に、難易度が高いと言われるシリーズのPCエンジン版。私は「高橋名人の大冒険島(スーファミ)」を持っていました。もともとアクションが苦手だったので、クリアすることなく飽きた記憶があります(笑)
しかしWikipediaを見ると、かなりのシリーズが出ている模様。1社員の冠ソフトとしては異例のことではないでしょうか?
9.出たな!!ツインビー(1992年発売)
ゲーム性の高い縦シューティング。私は「Pop'nツインビー(スーファミ)」経験者。いろんな鈴を獲得しながら、自機をパワーアップさせていくゲームです。
有野課長の「ゲームセンターCX」のDVDを見て、久しぶりにプレイしたいと思っていました。実際やってみると、思いのほかブランクがあり、慣れるまで時間が掛かりました。
10.弁慶外伝
平安末期~鎌倉初期を舞台にしたRPG。個人的な感想としては「純和風ドラクエ」。RPGといえばFF派だった私にとっては、この基本に忠実なRPGはむしろ新鮮でした。RPGなので、すきま時間にプレイするというよりは長期間ガッツリやりたい方向け。
私もちょっとプレイしてみましたが、難易度はやや易しい部類に入ると思います。
以上、懐ゲーを振り返ってみました。プレイしたことのある方も、そうでない方も、現在のテレビゲームの原型ともいえるPCエンジンを自分のiPhone・iPod touchにダウンロードしてみてはいかがでしょうか?
(そのほかのハドソンのゲームアプリの詳細はこちら)
あの「桃太郎電鉄」のiPhone・iPod版が登場しました。今度、開発者にインタビューしてみようと思っています。「なぜあの物件は安いのか?」、「なぜ地元駅が赤字駅なのか?」など、ゲーマーが思う疑問をぶつける予定ですので、乞うご期待!
ほかにも、知的パズルゲーム「Rooms」、新感覚ボンバーマンゲーム「Bomberman Chains」など、楽しいゲームが盛りだくさん。退屈な通勤時間にぜひプレイしてみては?