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【自分軸ブランディング】ブランド育成と自分軸

【自分軸ブランディング】ブランド育成と自分軸

森川 滋之

ITブレークスルー代表、ビジネスライター

当ブログ「ビジネスライターという仕事」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/toppakoh/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


前回は、ブランド構築・展開と自分軸というテーマで話をした。

今回は、ブランド育成と自分軸というテーマでお話しする(再掲下図参照)。

2014060401.png

●ブランド育成と自分軸

ブランディング活動チェックリスト(以下、チェックリスト)を見ると、ブランド育成の項目は11個ある。

その11個と自分軸の関係を示したのが、下図である。

2014070901.png▲クリックすると拡大図

項目はすべて、ブランドの育成の方法となっている。

●ブランド育成を考える手順

ブランド育成を考える手順は以下の通りだ。いつものとおりだが、念のために書いておく。

  1. 大前提として、自分軸を考える
  2. チェックリストの№27~37の順に、自分軸の当該項目と突き合わせながら、(図では省略しているが)チェックリストの「現状評価と改善策」の欄を埋めていく
  3. 全く埋まらない欄があれば、ブランディング活動が行われていないということのなので、方針を決め、行動計画を立てる
  4. 埋めることはできたが不満足な欄があれば、同様に方針を決め、行動計画を立てる
  5. 行動して結果が出れば、チェックリストに反映し、自分軸にフィードバックすべきことがあればする

●広告戦略と浸透教育の2つに分かれる

11項目をよく見ると、大きく広告戦略(№32,37以外)と関係者への浸透教育(№32,37)に分かれることが分かる。

このうち、広告戦略については、ブランディングでは特にクリエイティブ戦略が重要となる。

クリエイティブ戦略に関しては、下記のサイトに有効な情報をまとめているので、ご参照願いたい。

http://itbt.biz/G9M/

●浸透教育のもっとも有効な手段

ブランドの浸透教育においてもっとも有効な手段は、関係者を集めて自分軸を一緒に作る、あるいはすでに自分軸があるのなら一緒に見直すということである。

これは、自身の過去の経験から胸を張って言えることだ。

「誰に」「何を」「なぜ」提供しているのかを一緒に考える。これは、かなり頭を使う。それゆえに達成感も大きく、また検討の過程で連帯感も醸成されていく。

この連帯感が、実はブランドの最重要要素だと言っても言い過ぎではないだろう。

著名なブランドをイメージして欲しい。どのブランドにもその背後には必ず、一枚岩でブレずにブランドを守ろうとする集団が透けて見えるはずだ。

次回は、「企業活動」と自分軸の関係について書く。

追記

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