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ランチミーティングの上手な使い方

ランチミーティングの上手な使い方

長谷川 渉

株式会社ナレッジシステムズ代表取締役 企業の成長に必要な「仕組み化」を、IT(ICT)を駆使して実現するシステム実践屋。NLPや心理学の知識を活かしたコンサルティングで「こういうシステムが欲しい」「この業務を自動化したい」というイメージを形にしています。

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こんにちは、システムコンサルタントの長谷川渉です。

皆さんはランチミーティングのご経験、ありますか?

お昼休みなどに昼食を取りながらの打ち合わせになりますが、ミーティングの内容によっては、ランチ時に向いているもの、向いていないものがあるような気がします。

食べながらミーティングしていると時間を効率的・上手に使えているような気もしますが、実際にはどうなのでしょうか。

私の経験から、よりランチミーティングを上手に使えるようになるためにはどうしたら良いか、考えてみたいと思います。

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【メモをあまり取らなくて済む内容(議題)のほうが向いている】
食べながらメモするのは、意外と大変です。テーブルには食事があり飲み物のグラスがあったり。ももの上で取りながら、ということもできなくはありませんが、長いメモを取るのはやはり大変です。よってキーワードを残しておく程度のメモが最適です。

ですので、重要なことを決めるよりは、ブレインストーミング的に浮かんできたことを話したり、アイディア出しをしたりする自由な会話を楽しみながら、軽くメモしておいて、後でまた時間を作って検討するという流れが良いのではと思います。

【楽しい内容の話であること】
ネガティブよりもポジティブな内容のほうが、食事も美味しくいただけます。わざわざランチミーティングをしているのに、食事が喉を通らないような話ではあまり意味がありません。

過去のことを振り返る反省はもちろん大事ですが、ランチミーティングの時は、これからのことを明るく楽しめるイメージを共有できる場所にしたいですね。

【少人数であること(1テーブル4人程度)】
普通の食事なら大人数でも楽しめると思いますが、ミーティングを兼ねている時は、直接話しができる少人数のほうが良さそうです。

個室などを利用できる場合は別ですが、ランチタイムには、他にも食事をされている方がいらっしゃいます。あまり大きな声で話すというのも、マナーを考えると気になるところです。全員と話しができる人数で調整することも、大切なことだと思います。

【外に出ること】
午前中会議、昼休みも会議室にお弁当が届きそのまま続き、午後も会議。
確かに一気に話し合うべきことがある時は、缶詰状態になることも不可欠です。

しかし、ランチミーティングには、普段とは違ったところで話すことによって、リラックスした雰囲気や、好きなものを食べながらの会話から、新しい発想が生まれるといったことも期待できます。

いくら居心地のよい会議室であっても、気分転換も兼ねて、外に出ることも時には必要なことです。お気に入りのお店を幾つも知っていると、選ぶ楽しみも味わえます。

【立場関係なく一緒に!】
同期や仲の良い先輩・後輩だけでは、刺激が足りないこともあります。
時々、(苦手意識のある)上司や仕事以外の話しをあまりしない協力会社の方などとのランチミーティングを通して、仕事のことも含めお互いの自由な意見交換ができれば、より円滑なコミュニケーションも可能となるでしょう。

最近はお酒をあまり飲まない人も増えているとのことで、ノミュニケーション(仕事が終わった後のお付き合い)が苦手な人も、ランチであれば気楽に参加できるのではないでしょうか。

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<まとめ>

コンサルティングをランチタイムにすることがあります。

メモをあまり取らない(取らせない)ようにするために、先にメモを用意しておくことがあります。
その内容に合わせて話しを進め、大切なことは追記し後から思い出せるようにすることは、ミスコミュニケーションを防ぐためにもとても大切なことです。

また、難しいことよりも、楽しくイメージできること、こうなったらすごく嬉しいというようなイメージを共有できる場にすることを意識しています。

そしてランチミーティングはコミュニケーションを円滑にする場でもあります。

「楽しいく有意義な時間にするためには、何が必要か?」ということを、考えましょう。