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禁煙するために必要だった、たった1つのコミットメント
»2013年2月14日
仕事と人間関係がやさしくなる、1分間IT活用法
禁煙するために必要だった、たった1つのコミットメント
株式会社ナレッジシステムズ代表取締役 企業の成長に必要な「仕組み化」を、IT(ICT)を駆使して実現するシステム実践屋。NLPや心理学の知識を活かしたコンサルティングで「こういうシステムが欲しい」「この業務を自動化したい」というイメージを形にしています。
当ブログ「仕事と人間関係がやさしくなる、1分間IT活用法」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/whasegawa/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
こんにちは、システムコンサルタントの長谷川渉です。
今回は心理カウンセラーとして、私が成功した禁煙方法についてお話ししたいと思います。
私は約10年前、1日1箱以上のペースで吸っていた喫煙者でした。しかもそこそこ強いタバコです。
朝起きて一服、食後に一服、コーヒーと一緒に一服、もうあらゆる場面でプクプクしていました。
そんなヘビースモーカーに近い私でも、この方法で禁煙に成功し、その後、現在に至るまで一本も吸っていません。
さて、どのような方法で、禁煙に成功したかというと・・・。
と、その前に。(方法自体は、それほど珍しい内容ではないのです。)
そもそも、なぜ禁煙しようと思ったかについても、重要なのでお伝えしたいと思います。
10年前は、今ほどではありませんが、やはり喫煙できる場所が少なくなってきたり、タバコも値上がりしたりと、確実に喫煙者の肩身が狭くなってきていました。
それでも当時、喫煙者だった私は、仕事のストレスを言い訳に、ずっと吸い続けていました。吸わないとイライラする、仕事の効率が落ちると、言い続けていたのです。
もちろん、健康上良くないということは、漠然とですが、理解はしていたつもりです。ニコチンやタールが、肺や喉を痛めていく。でも、やめるつもりはない。風邪をひいても咳がでても、プクプクしていました。
周りにも喫煙している人のほうが多かったこともあり、当然のように、やめることなど少しも考えていませんでした。(吸う人が近くにいると、安心感みたいなものもあったように思います。)
ですが、タバコは依存性の高いものですから、喫煙とは依存症の一種になります。
(ニコチン依存症は、薬物依存症の一つに該当します。)
やめようと思っても、なかなかやめられない、それが喫煙です。
自分の意志ではやめらないような、強い依存性がある中で、さらにいくら健康に悪いと言われても吸い続けていたタバコをやめようと思ったのは、「自分のためにやめる」ではなく「人のためにやめる」ということが、きっかけ(コミットメント)に、なりました。
タバコによって自分の健康を害することは、ある意味では自己責任の範囲です。自分の意志で体に悪いことをしているのですから、当然といえば当然です。
しかし、自分の喫煙で、身近な家族や友人の健康を害することは、許されることではないと、思ったのです。
タバコの煙、副流煙には、実際にタバコを吸うよりも、発がん性物質が多いということを、その時知りました。
つまり自分の健康を害することと同時に、大切な人たちまでも、危険な状態にさらしている訳です。
これは、正直に思いました。「問題だ」と。
そして、今まで考えもしなかった禁煙をすることに、「決めた」のです。
やっと、禁煙方法について書いていきますが、方法は(おそらく)シンプルな方法だったのではないでしょうか。具体的なステップは、以下のとおりです。
<ステップ1>
強いタバコから軽いタバコに変える。但し、吸う本数は変えない。
当初は物足りなく、本数を増やしたくなりますが、それは絶対に我慢します。
禁煙は、我慢の連続です。ただ、我慢しやすい方法を、自分なりに考えるのです。
私は、本数を減らさなくてもOKという、自分には優しいルールをつくったのです。
<ステップ2>
タバコに変わるものを用意する。そして本数を少しずつ、減らしていく。
よくあるのは「ガム」でしょうか。ですが私は「カリカリ梅」を選択しました。
ガムは、長い時間噛むのが苦手だったことと、だんだん舌が刺激に慣れてきて、量が増えてしまうからです。(ボトル入りのガムが、1日もたないことが多くてやめました。)
その点「カリカリ梅」は、毎回、あの塩っぱ酸っぱい感が、口内を刺激してくれます。
この刺激が、タバコを吸いたいと思うあの瞬間を、やり過ごすのに役立ちます。
外出先ではカリカリできないことも多いため、外で吸う分、家ではカリカリ梅を頬張る回数が、増えていきました。(ガムも職場等であまり噛みすぎるのも、気が引けましたので。)
<ステップ3>
最後の一本を吸う。そして、ライター類を処分。
当時、Zippoを集めていましたが、手元にあるとどうしてもタバコを連想してしまいます。使えそうなものは友人に譲り、他は、思い切って捨ててしまいました。
いよいよ、私の口寂しさを和らげてくれる?ものは、カリカリ梅だけになりました。
<ステップ4>
誘惑に負けないためのアイテム、のど飴を常に携帯する。
タバコをやめたというと、吸わせたがる人が、出てきます。
「こっちに戻ってこいよ~」と、悪魔のささやきが、始まるのです。
そうした時には、のど飴を口に入れました。(カリカリ梅はかさばるので持ち運びには適していないのです。)
そうすることで、口にはもう、何も入れない(入らない)という意志表示と、自分へのルールとしていることを周りにアピールすることなり、タバコのフィルターを口にくわえるという行為をすることなく済み、からかい半分のお誘いも少なくなっていきました。
<ステップ5>
タバコの匂い、煙が嫌いになってくる! 禁煙成功です。
タバコをやめると分かるのですが、服や部屋に染み付くタバコの匂いは、本当に臭いです。
禁煙席だといって通された席でも、喫煙者が座っていた席だったりすると、そこに匂いが残っていることが分かるくらい、敏感になります。
このタバコの匂いが嫌いになると、もう、吸おうという気には、なれませんでした。
私の禁煙方法は、以上になります。
ステップとしてはとてもシンプルだったのではないでしょうか?
量を減らし、代替案を用意し、時間をかける。
これは、やると決めてルーティンワークだと考えれば、仕事よりもある意味ラクな作業だと思います。
そして何よりも、家族、周りの人の健康を守ることになります。
もし、禁煙に困っている人がいらっしゃったら、自分のためにやめると考えるのではなく、家族のためにやめる、大切な人のためにやめる、ということに、コミットしてみてはいかがでしょうか。
1分間メンタル活用法
この方法で私が禁煙を成功させた後、ある人がタバコをやめたいんだけどねぇ・・・と言いながらも、プカプカ吸っていました。
そこで私は「じゃあ、ご家族のために、やめてみることを考えてみませんか?今、大事な人の顔を思い浮かべてみてください。その人が、あなたのタバコの煙で、体の調子が悪くなっていったら・・・どんな気持ちになりますか?」とお伝えしました。
すると、数日後、連絡をいただきました。
「なんか、もう、全然タバコを吸う気分じゃなくなりましたよ!」とのこと。
えっと、私は結構長い時間かかったんですよね、タバコやめるまで、と思いながらも、この方の、家族を思う気持ちの強さに、感銘を受けました。
今は禁煙外来など、多くの禁煙方法があるようですが、やめるためのコミットが決まれば、自ずと禁煙は、成功するのではないかなと、私は強く、思っています。
今回は心理カウンセラーとして、私が成功した禁煙方法についてお話ししたいと思います。
私は約10年前、1日1箱以上のペースで吸っていた喫煙者でした。しかもそこそこ強いタバコです。
朝起きて一服、食後に一服、コーヒーと一緒に一服、もうあらゆる場面でプクプクしていました。
そんなヘビースモーカーに近い私でも、この方法で禁煙に成功し、その後、現在に至るまで一本も吸っていません。
さて、どのような方法で、禁煙に成功したかというと・・・。
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と、その前に。(方法自体は、それほど珍しい内容ではないのです。)
そもそも、なぜ禁煙しようと思ったかについても、重要なのでお伝えしたいと思います。
10年前は、今ほどではありませんが、やはり喫煙できる場所が少なくなってきたり、タバコも値上がりしたりと、確実に喫煙者の肩身が狭くなってきていました。
それでも当時、喫煙者だった私は、仕事のストレスを言い訳に、ずっと吸い続けていました。吸わないとイライラする、仕事の効率が落ちると、言い続けていたのです。
もちろん、健康上良くないということは、漠然とですが、理解はしていたつもりです。ニコチンやタールが、肺や喉を痛めていく。でも、やめるつもりはない。風邪をひいても咳がでても、プクプクしていました。
周りにも喫煙している人のほうが多かったこともあり、当然のように、やめることなど少しも考えていませんでした。(吸う人が近くにいると、安心感みたいなものもあったように思います。)
ですが、タバコは依存性の高いものですから、喫煙とは依存症の一種になります。
(ニコチン依存症は、薬物依存症の一つに該当します。)
やめようと思っても、なかなかやめられない、それが喫煙です。
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自分の意志ではやめらないような、強い依存性がある中で、さらにいくら健康に悪いと言われても吸い続けていたタバコをやめようと思ったのは、「自分のためにやめる」ではなく「人のためにやめる」ということが、きっかけ(コミットメント)に、なりました。
タバコによって自分の健康を害することは、ある意味では自己責任の範囲です。自分の意志で体に悪いことをしているのですから、当然といえば当然です。
しかし、自分の喫煙で、身近な家族や友人の健康を害することは、許されることではないと、思ったのです。
タバコの煙、副流煙には、実際にタバコを吸うよりも、発がん性物質が多いということを、その時知りました。
つまり自分の健康を害することと同時に、大切な人たちまでも、危険な状態にさらしている訳です。
これは、正直に思いました。「問題だ」と。
そして、今まで考えもしなかった禁煙をすることに、「決めた」のです。
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やっと、禁煙方法について書いていきますが、方法は(おそらく)シンプルな方法だったのではないでしょうか。具体的なステップは、以下のとおりです。
<ステップ1>
強いタバコから軽いタバコに変える。但し、吸う本数は変えない。
当初は物足りなく、本数を増やしたくなりますが、それは絶対に我慢します。
禁煙は、我慢の連続です。ただ、我慢しやすい方法を、自分なりに考えるのです。
私は、本数を減らさなくてもOKという、自分には優しいルールをつくったのです。
<ステップ2>
タバコに変わるものを用意する。そして本数を少しずつ、減らしていく。
よくあるのは「ガム」でしょうか。ですが私は「カリカリ梅」を選択しました。
ガムは、長い時間噛むのが苦手だったことと、だんだん舌が刺激に慣れてきて、量が増えてしまうからです。(ボトル入りのガムが、1日もたないことが多くてやめました。)
その点「カリカリ梅」は、毎回、あの塩っぱ酸っぱい感が、口内を刺激してくれます。
この刺激が、タバコを吸いたいと思うあの瞬間を、やり過ごすのに役立ちます。
外出先ではカリカリできないことも多いため、外で吸う分、家ではカリカリ梅を頬張る回数が、増えていきました。(ガムも職場等であまり噛みすぎるのも、気が引けましたので。)
<ステップ3>
最後の一本を吸う。そして、ライター類を処分。
当時、Zippoを集めていましたが、手元にあるとどうしてもタバコを連想してしまいます。使えそうなものは友人に譲り、他は、思い切って捨ててしまいました。
いよいよ、私の口寂しさを和らげてくれる?ものは、カリカリ梅だけになりました。
<ステップ4>
誘惑に負けないためのアイテム、のど飴を常に携帯する。
タバコをやめたというと、吸わせたがる人が、出てきます。
「こっちに戻ってこいよ~」と、悪魔のささやきが、始まるのです。
そうした時には、のど飴を口に入れました。(カリカリ梅はかさばるので持ち運びには適していないのです。)
そうすることで、口にはもう、何も入れない(入らない)という意志表示と、自分へのルールとしていることを周りにアピールすることなり、タバコのフィルターを口にくわえるという行為をすることなく済み、からかい半分のお誘いも少なくなっていきました。
<ステップ5>
タバコの匂い、煙が嫌いになってくる! 禁煙成功です。
タバコをやめると分かるのですが、服や部屋に染み付くタバコの匂いは、本当に臭いです。
禁煙席だといって通された席でも、喫煙者が座っていた席だったりすると、そこに匂いが残っていることが分かるくらい、敏感になります。
このタバコの匂いが嫌いになると、もう、吸おうという気には、なれませんでした。
ずっと吸っていた銘柄は、コレでした。(MP4/5、カッコいい!)
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私の禁煙方法は、以上になります。
ステップとしてはとてもシンプルだったのではないでしょうか?
量を減らし、代替案を用意し、時間をかける。
これは、やると決めてルーティンワークだと考えれば、仕事よりもある意味ラクな作業だと思います。
そして何よりも、家族、周りの人の健康を守ることになります。
もし、禁煙に困っている人がいらっしゃったら、自分のためにやめると考えるのではなく、家族のためにやめる、大切な人のためにやめる、ということに、コミットしてみてはいかがでしょうか。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
1分間メンタル活用法
この方法で私が禁煙を成功させた後、ある人がタバコをやめたいんだけどねぇ・・・と言いながらも、プカプカ吸っていました。
そこで私は「じゃあ、ご家族のために、やめてみることを考えてみませんか?今、大事な人の顔を思い浮かべてみてください。その人が、あなたのタバコの煙で、体の調子が悪くなっていったら・・・どんな気持ちになりますか?」とお伝えしました。
すると、数日後、連絡をいただきました。
「なんか、もう、全然タバコを吸う気分じゃなくなりましたよ!」とのこと。
えっと、私は結構長い時間かかったんですよね、タバコやめるまで、と思いながらも、この方の、家族を思う気持ちの強さに、感銘を受けました。
今は禁煙外来など、多くの禁煙方法があるようですが、やめるためのコミットが決まれば、自ずと禁煙は、成功するのではないかなと、私は強く、思っています。