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システム開発を、家造り(住宅選び)に、例えてみました

システム開発を、家造り(住宅選び)に、例えてみました

長谷川 渉

株式会社ナレッジシステムズ代表取締役 企業の成長に必要な「仕組み化」を、IT(ICT)を駆使して実現するシステム実践屋。NLPや心理学の知識を活かしたコンサルティングで「こういうシステムが欲しい」「この業務を自動化したい」というイメージを形にしています。

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こんにちは、システムコンサルタントの長谷川渉です。

システム開発について説明する機会があり、できるだけ分かりやすくと思いながら、今回はふと、家造り(住宅選び)に例えて、お話しをしてみました。

お伝えする相手の方(たち)の性別や年代、お仕事の業種業態、プライベートでの趣味などなど、何が「とっつきやすそうな話題になるかな?」と、それまでの会話の中から、どんな例えが良いのかなーと、いつも考えています。

システムやIT関連の説明をする時、いつも例え話が必要という訳ではありませんが、身近なものや共通してイメージしやすいことに例えたほうが、分かりやすい、伝わりやすいとは思っています。(システム・IT関連の話は難しいと思われてしまう場合も、少なくないのです。)

それで今回は家造り(住宅選び)のお話しになったのですが、要所要所で頷いていただけていたので、また別の機会にも役立つこともあるかと思い、備忘録も兼ねて、少しだけお伝えしたいと思います。

以下、質問に対して、家造り(住宅選び)に例えての回答です。

※家造り(住宅選び)のプロの方へ。間違っている点もあるかと思いますが、ご容赦を!

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Q:システムを開発するってのは、どういう種類があるの?

A:まったく新規で、一から作るのは「一戸建て」と同じような感じですかね。一戸建てにも、建売と、注文住宅があるように、ある程度、設計が決まっているシステムを基本に開発するパターンと、完全に好みに合わせて作るシステム開発のパターンが、あります。

Q:じゃあ、建売か、注文住宅だけなの?

A:他にも、マンションやアパートのように、賃貸のようなかたちで借りるかたちもあります。これは、利用したい間、家賃を払うのと同じく、利用料を払いながら使っていく感じです。

賃貸なので、あまり自由に内装を変えられないのと同じように、システムへ欲しい機能を追加するのは、ちょっと難しい場合もあります。まぁ、費用次第では大家さん、つまりシステムを提供している会社さんに要求できたりもしますが。

Q:うちが今使っている(一戸建ての)システムが使いづらくなってるんだけど、そういう時はどうするの?

A:リフォームしたりしますね。全部を改築すると費用がかかるので、どうしても変えたいところ、例えば水回りはどうしても直したいとか、実際にシステムを利用する人と相談しながら、優先順位をつけて対応していくケースが多いかも知れないですね。

Q:さっきの、賃貸みたいな場合で、使いづらくなってきた時は?

A:そうですねー。引っ越すか、最初の「一戸建て」にしてしまうか、要検討ですね。

会社の成長に合わせて、システムも成長させていく必要があるので。

もちろん、なぜ、使いづらいのか、使いづらくなったのかを、よーく検証することが大前提です。

最初は賃貸でも、お子さんが大きくなってきたらやっぱり一軒家って考える人もいます。
それに、賃貸で広いところに引っ越すパターンもあれば、二世帯住宅を考えて一戸建てにする場合もあると思います。

システムも同じで、例えば一軒家を増改築していくこともできれば、一部は賃貸にしたり、思い切って二世帯住宅を作ってしまうなど、様々な選択肢があるんです。

Q:なんだか、まるっきり家造りっていうか、住宅選びみたいじゃない?

A:モノや仕組みを作るのって、他業種でも意外と共通点が多かったり、基本が一緒だったりするのかもしれないですね(^^) 

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最初の設計が、大事ですよね!

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と、こんな会話をしたのですが、何となく伝えたかった、そして相手の方が知りたかった、概念・概容は、伝わり、ご理解いただけたのかなぁと、思っています。


<1分間IT活用法>

住宅の場合、大きな一軒家に一人で住んだり、小さな賃貸マンションに大家族で住んだり、それぞれ選んだスタイルに満足できていれば、それはそれで良い選択なのかもしれません。

ですが、システム開発の場合にも、それがそのまま当てはまるかというと、ちょっと疑問が残る気がします。

やはり、「会社の成長に合わせて、システムも成長させていく」ということも、システム開発では大事なポイントになると私は考えているからです。(ダウンサイジングも含まれますね。)

快適に暮らせる家造り(住宅選び)と同じ気持ち(=家族のことを考える)と同じように、社員さんやシステムを使う人のことも考えながらのシステム開発、大切です。