誠ブログは2015年4月6日に「オルタナティブ・ブログ」になりました。
各ブロガーの新規エントリーは「オルタナティブ・ブログ」でご覧ください。
新米広報の飽くなき挑戦(3):新米なんて言ってられない!TV連続取材依頼-3日間で14番組対応せよ!
»2013年4月29日
誰も書かなかった、広報女子部ログ
新米広報の飽くなき挑戦(3):新米なんて言ってられない!TV連続取材依頼-3日間で14番組対応せよ!
「広報女子部」発起人。美容室広報担当。中小企業の中での広報活動に限界を感じ、広報の集まりである「広報女子部」を設立。月1回の勉強会を通じて、他社の広報との情報交換をしている。
当ブログ「誰も書かなかった、広報女子部ログ」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/703mix/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
前回お話したように、リリースを発行後、なんだかんだあくせくした金曜日を終えて、土日をぼんやり過ごし、またいつもの一週間を迎えるべく、月曜の朝、朝の情報番組を見ながらご飯を食べていました。その番組はまさに先週営業をさせて頂いた番組であり、今年だけの新規性はないということでプロデューサーの興味を引けなかった、あの番組でもありました。個人的に好きだったので、時間があれば見ているのです。
そしたら...。
なんと乾燥注意報対策の特集。。。
乾燥注意報、特集するなら、うちの取材を入れてくれてもよかったのに...。
そんな風に思いました。
でも、そういうわけにはいかないんだろうな。いろいろあって、もっとおもしろそうなネタとかじゃないとダメなんだと、納得をしました。そして、この番組で今のタイミングでこの特集をやるということは、もうこの番組からの取材はないだろうな...とも思いました。
■そして、入っていた"かの情報番組からの留守電"
会社に出社して、まず留守番電話を聞き、驚きました。
なんと朝見たばかりの情報番組スタッフから電話が入っていたからです。
ピン!と来ました。
今朝の特集コーナー担当者と、金曜日に会った方は"担当されるコーナー"が異なるのだということを。そして、このリリースは、"イケテナイ"わけではなかったのだ、ということもわかりました。
テレビ局に電話をすると、担当者さまは捕まりました。
本日の...特集のため...っていうことだったんですよね?と、聞くと、
「そうなんです!是非取材させて頂きたかったんですけど、残念ですね~」というご回答。先週の売り込みでは、反応が薄かったけど、このネタに一定のニーズがあることがわかりました。
その後は、怒涛の取材電話を3日間で受け続けることになります。短期間で朝昼晩、すべての時間帯において自社露出を体験することにより、今まではまったく見えなかった『広報』という仕事のおぼろげなものが、自分なりに、見えて来ました。
■実際に取材電話を受けてわかったメディア人のプロファイル(1)
たくさんの取材依頼電話を受ける中で、たくさんのご質問を頂きました。
「リリース見ました。教えて頂きたいのですが、
リリースに書いてあることはどのようにして起こるのですか?
これは、こういうことと関係があるのですか?
それで、実際の業務にどのような影響があるのですか?
これは、他のシーズンと比較して何か違うのですか?」
初めて取材依頼電話を受けた日でした。
どんくさいことにこういった質問に対して、取材も受けはじめの時は"謙遜"だと思っていました。わかっているけれど、謙遜して話を引き出しているのだと。しかし、しばらく、話をしていて、「あ。本当にわからないのだ」ということがわかりました。
一般人としてメディアを見ていると、あの人達はわかりにくい難しいことをパネルなどに落としこみ、何でも知ってるような気がしてしまっていました。しかし、そうではないのだ、ということがわかりました。
「メディアさんは案外"素人"」だったのです。いろんな情報を日々扱うメディアの方々は、特殊な分野に関しては"ドシロウト"なのであり、一般の視聴者に対して報道するためにいろいろ勉強をして、パネルをまとめ、映像をまとめ、その結果、わたしたちはテレビの前で見るあの『番組』ができているのだ、ということがわかりました。
■実際に取材電話を受けてわかったメディア人のプロファイル(2)
もうひとつのポイントは「メディアの方は、案外"サラリーマン"である」ということでした。
彼らは確かに"取材が好き"、"人の話を聞くのが好き"なのだと思います。しかし、同じ情報量なら、短い時間でたくさんの情報を収集できた方が、よいのだ、ということ。そうであるならば、わたしは彼らに対し、リリースの内容を補助するための資料を揃えてあげると、彼らは助かるのだと思いました。
なので、自社情報でなくても、リリースに書かれている特殊な言葉や現象についてはネットで調べ、添付資料としてお持ち帰り頂きました。正しく、一般の視聴者の方に情報が伝わってほしい、という気持ちでいっぱいでした。
そして、わたしは出会ったこともない種別の人々について、自分が無意識に抱いている"思い込み"や"イメージ"を、偏って抱いているのだ、ということも認識をしました。
■実際に取材電話を受けてわかったメディア人のプロファイル(3)
これらの取材に来てくださったメディアさんたちなのですが、実際に会ってみると、"いい人"ばかりでした。
いつもメディアさんに電話をすると、「リリース、見ておきますね~」と棒読みで言われて切られる電話の相手とは思えない、前のめりで話を聞いてくださる方々でした。わたしはわけがわかりませんでした。数日前に御社に断られた・・・と思っており、ヒエラルキーの中でこちらが下・・・と思っているのですが、目の前の方は「ご教示下さい」という姿勢です。
もちろん取材だから・・・ということもあるのですが、「実は御社にリリースを持って行ったら、受付すら入れなくて・・・」とお伝えすると、「え!?本当ですか?次は是非、ボクに送って下さい!!」と言われるのです。
取材を受け、この関係性がなんなんだろうな~~~...と思いながら、なんとなく、このおかしなハードルを、何か変えて行きたいような気がしました。お互い忙しいので、いつもよい対応をできるわけではないのですが、何かこのメディア側と広報側の溝を埋める方法はないのかな・・・。そのように思いました。
■書籍からは"学べる" しかし、"ハラオチ"は実体験から
3日間で14テレビに掲載される、また取材をされることによって、本当に多くのことを学びました。きっとわたしが「学んだ」ということは、広報系の書籍にも書いてあることかもしれないのですが、書籍では当時まったくわからなかったのです。しかし、一度取材を体験することによって、いろんなことが一気にわかった、というフシギな体験を致しました。
この後、報道を経て、何がポイントで自分の書いたリリースが取り上げられたのか、分析をし、自分なりにいろんなポイントを吸収していきます。今後の記事の中では、そのポイントについて触れて行きたいと思います。
そしたら...。
なんと乾燥注意報対策の特集。。。
乾燥注意報、特集するなら、うちの取材を入れてくれてもよかったのに...。
そんな風に思いました。
でも、そういうわけにはいかないんだろうな。いろいろあって、もっとおもしろそうなネタとかじゃないとダメなんだと、納得をしました。そして、この番組で今のタイミングでこの特集をやるということは、もうこの番組からの取材はないだろうな...とも思いました。
■そして、入っていた"かの情報番組からの留守電"
会社に出社して、まず留守番電話を聞き、驚きました。
なんと朝見たばかりの情報番組スタッフから電話が入っていたからです。
ピン!と来ました。
今朝の特集コーナー担当者と、金曜日に会った方は"担当されるコーナー"が異なるのだということを。そして、このリリースは、"イケテナイ"わけではなかったのだ、ということもわかりました。
テレビ局に電話をすると、担当者さまは捕まりました。
本日の...特集のため...っていうことだったんですよね?と、聞くと、
「そうなんです!是非取材させて頂きたかったんですけど、残念ですね~」というご回答。先週の売り込みでは、反応が薄かったけど、このネタに一定のニーズがあることがわかりました。
その後は、怒涛の取材電話を3日間で受け続けることになります。短期間で朝昼晩、すべての時間帯において自社露出を体験することにより、今まではまったく見えなかった『広報』という仕事のおぼろげなものが、自分なりに、見えて来ました。
■実際に取材電話を受けてわかったメディア人のプロファイル(1)
たくさんの取材依頼電話を受ける中で、たくさんのご質問を頂きました。
「リリース見ました。教えて頂きたいのですが、
リリースに書いてあることはどのようにして起こるのですか?
これは、こういうことと関係があるのですか?
それで、実際の業務にどのような影響があるのですか?
これは、他のシーズンと比較して何か違うのですか?」
初めて取材依頼電話を受けた日でした。
どんくさいことにこういった質問に対して、取材も受けはじめの時は"謙遜"だと思っていました。わかっているけれど、謙遜して話を引き出しているのだと。しかし、しばらく、話をしていて、「あ。本当にわからないのだ」ということがわかりました。
一般人としてメディアを見ていると、あの人達はわかりにくい難しいことをパネルなどに落としこみ、何でも知ってるような気がしてしまっていました。しかし、そうではないのだ、ということがわかりました。
「メディアさんは案外"素人"」だったのです。いろんな情報を日々扱うメディアの方々は、特殊な分野に関しては"ドシロウト"なのであり、一般の視聴者に対して報道するためにいろいろ勉強をして、パネルをまとめ、映像をまとめ、その結果、わたしたちはテレビの前で見るあの『番組』ができているのだ、ということがわかりました。
■実際に取材電話を受けてわかったメディア人のプロファイル(2)
もうひとつのポイントは「メディアの方は、案外"サラリーマン"である」ということでした。
彼らは確かに"取材が好き"、"人の話を聞くのが好き"なのだと思います。しかし、同じ情報量なら、短い時間でたくさんの情報を収集できた方が、よいのだ、ということ。そうであるならば、わたしは彼らに対し、リリースの内容を補助するための資料を揃えてあげると、彼らは助かるのだと思いました。
なので、自社情報でなくても、リリースに書かれている特殊な言葉や現象についてはネットで調べ、添付資料としてお持ち帰り頂きました。正しく、一般の視聴者の方に情報が伝わってほしい、という気持ちでいっぱいでした。
そして、わたしは出会ったこともない種別の人々について、自分が無意識に抱いている"思い込み"や"イメージ"を、偏って抱いているのだ、ということも認識をしました。
■実際に取材電話を受けてわかったメディア人のプロファイル(3)
これらの取材に来てくださったメディアさんたちなのですが、実際に会ってみると、"いい人"ばかりでした。
いつもメディアさんに電話をすると、「リリース、見ておきますね~」と棒読みで言われて切られる電話の相手とは思えない、前のめりで話を聞いてくださる方々でした。わたしはわけがわかりませんでした。数日前に御社に断られた・・・と思っており、ヒエラルキーの中でこちらが下・・・と思っているのですが、目の前の方は「ご教示下さい」という姿勢です。
もちろん取材だから・・・ということもあるのですが、「実は御社にリリースを持って行ったら、受付すら入れなくて・・・」とお伝えすると、「え!?本当ですか?次は是非、ボクに送って下さい!!」と言われるのです。
取材を受け、この関係性がなんなんだろうな~~~...と思いながら、なんとなく、このおかしなハードルを、何か変えて行きたいような気がしました。お互い忙しいので、いつもよい対応をできるわけではないのですが、何かこのメディア側と広報側の溝を埋める方法はないのかな・・・。そのように思いました。
■書籍からは"学べる" しかし、"ハラオチ"は実体験から
3日間で14テレビに掲載される、また取材をされることによって、本当に多くのことを学びました。きっとわたしが「学んだ」ということは、広報系の書籍にも書いてあることかもしれないのですが、書籍では当時まったくわからなかったのです。しかし、一度取材を体験することによって、いろんなことが一気にわかった、というフシギな体験を致しました。
この後、報道を経て、何がポイントで自分の書いたリリースが取り上げられたのか、分析をし、自分なりにいろんなポイントを吸収していきます。今後の記事の中では、そのポイントについて触れて行きたいと思います。
(次回以降につづく・・・。)