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一般社員を敏腕広報にした一冊の本-その名は『戦略PR』

一般社員を敏腕広報にした一冊の本-その名は『戦略PR』

広報女子部 部長

「広報女子部」発起人。美容室広報担当。中小企業の中での広報活動に限界を感じ、広報の集まりである「広報女子部」を設立。月1回の勉強会を通じて、他社の広報との情報交換をしている。

当ブログ「誰も書かなかった、広報女子部ログ」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/703mix/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


こんにちは。

今日は、わたしの大好きな、そして尊敬してやまない広報さんと、その広報さんが紹介してくれた本を紹介したいと思います!

わたしは、広報機能がなかったところに一から広報機能を立ち上げた、ガッツのある広報さんが大好きです。松浦さんもその1人。

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松浦さんは、以前に障害者の就労支援企業でWebマーケティング担当として働かれていました。広報なんて肩書はなかったそうです。しかし、ある日、一冊の本が目に留まったそうです。その本は、『戦略PR 空気をつくる。世論で売る。 (アスキー新書 94)

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本を読み、「こんな方法があるのか!」と思った松浦さんは、プレスリリースを書いて記者クラブに投げ込みします。そして、なんとその1回目のプレスリリースにより、会社を大手新聞紙面に取り上げてもらうことができたのだとか!

松浦さん2.jpg

そこから「広報」という仕事を意識して行っていくようになる松浦さん。一度のメディア掲載だけではなく、広報業務についてパターンを構築し、社内でルール化することによって、毎月メディアに掲載されるシステムを作り上げました。

そのメディアへの掲載数は、トライアル初年度は、10件ほど。今まで露出がなかったことを考えると、それでも多いと思うのに、翌年には30件ほどになったそうです!!広報さんなら、この効果がどれほど大きいかがわかりますよね?『戦略PR』をきっかけとして構築した広報システム。今でもそのシステムは、後輩に受け継がれ、メディアへの定期的な露出ができているそうです。

そんな松浦さんは、今は、うつ病者の復職・再就職支援を行う会社株式会社リヴァでの広報を担当されています。度々、わたしもテレビや新聞などでリヴァさんの名前を見る他、なんと誠ブログでは、代表の伊藤さんがブログをされています


最近は、人材募集もされているそうで、WANTEDLYなどにも募集要項を出されているのだとか。

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松浦さんと一緒に働けるなんて、かなり素敵な体験です!

ちなみに『戦略PR』は、2009年に発刊されたものですが、2011年には、以下の新版も発売されています。事例が更新され、サントリー「ハイボール」、アディダス「迷走ランナー」、フェディリティ投信「老後難民」という事例を通して戦略PRのなんたるか、が書かれています。

「広報」という肩書を持つ人も、「広報」ってなにができるの?と思っている人も、是非一度は読んでみてください。

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