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何も考えないから効率はあがらない 仕事ができる人の研究11

何も考えないから効率はあがらない 仕事ができる人の研究11

細島 誠彦

株式会社TransamManagementSystem代表取締役。 中央大学法学部卒業後、ベンチャー企業その他企業の経営企画室長、管理本部長、CFO、取締役を歴任。経営戦略構築、マーケティング戦略構築、新規事業の立ち上げや財務戦略、M&Aなど、企業の参謀業務に従事。

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仕事が出来る人のフレームワーク2M-SETのE、Efficiency(効率)である。

効率という言葉は、会社であれば、必ずでてくる言葉だろう。
絶対にでてくる、絶対に使われる言葉でありながら、
効率について実際には考えない人はかなり多いと思われる。

仕事が早く終わるのになぜ考えないのだろうか?
非常に不思議なことだ。
効率をよくするには、ちょっとしたコツはあるのかもしれないが、
それほど難しいことではない。

仕事というのは、小さな仕事も大きな仕事も、
フロー、つまりは仕事の工程というものがある。
それを作り、検証するだけでも、結構無駄を見つけることができる。

例えば、システム会社であれば、
営業部とシステム部がある。
営業部が仕事を受注し、受注を受けるとシステム部に仕事が渡される。
しかし、その間に、いくつものグレーゾーンがある。
システム部と話をしている中で、新しい依頼があったら、どちらが受けるのか?
クレームはどちらが受けるのか?
実際にどの段階から営業部からシステム部に業務が移行するのか?
こういったグレーゾーンをそのままにしておくと、
どちらもやらない、どちらもやるといったことも生じる。
結果、クレームになることもある。
まったくの非効率な仕事の仕方である。
こんなものは白黒つければ済むことなのだ。
本来、どちらがやるべきかが大事なのではない。
決めればいいだけだ。

個人的な仕事の仕方一つでも、

一定の時間は電話にでないという方法もある。
電話は、かける側の都合でかけるため、相手の都合は考えていない。
電話はやっている仕事を中断させる

メールを見る時間を決めるという方法もある。
メールは断続的くるため、都度みていたら、その度に仕事が止まる。

効率を上げる!ということは"考える"ことから始まる。
まずは、考えてみることだ。
その際のコツとしては、ゼロベースで考えるということだ。
この仕事は、こうやってやるもの!という思い込みが、邪魔をする。
頭を白紙にして考えるのだ。