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最後まで自分の味方をしてくれる時間とは?(3)移動時間でのスケジュール&タスク見直し
イクナイの未来派生活研究室
最後まで自分の味方をしてくれる時間とは?(3)移動時間でのスケジュール&タスク見直し
EGGPLANT楽団主催 株式会社デザインバンク代表 & アート・ディレクター 株式会社アニー・デザインオフィス アートディレクター ジャンルの垣根なく、仕事活動中。二娘のパパ。音楽は家族。デザイン・アート人生の相棒。創り続ける目的は自分と関連あまたの豊かさ創りです。
当ブログ「イクナイの未来派生活研究室」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/ikunai/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
今回は移動時間の活用におすすめのツールを紹介します。
紹介にあたって、順序やカテゴリなどの脈絡を気にするのはやめます。
だって、移動時間ってそういうもんだと思いますから。
★好きな歌詞の日本語の曲
1カ所でもいいから自分が好きで好きでしょうがないような歌詞を歌っている曲を持ち歩いてください。日本語の曲を。
もはや音楽を持ち歩く光景が当たり前になってしまったこの世界で、どんな苦境が襲ってきても1分で立ち直れる最も手軽な方法を持ち歩くのに必要な容量はたった3MBです。
もう究極に落ち込んだ時は心に響くワンセンテンスを何回も何回もリピートして聞いてください。
40すぎでAKB48でも恥ずかしがることはありません。あなたにしか聞こえませんから。
また、恋の境目(結恋・失恋問わず)によく聞いてた曲もいいですね。2秒で当時の思い出に浸れます。
なるべく昔の恋の境目がいいです。それだけ思い出は美化されて、いい具合に自分の味方になってくれるはずです。
もちろん英語が母国語のように心にダイレクトにはいってくる人は、英語でもいいですが。
ちなみに僕はMr.Childrenの「Hero」が入ってます。子供ができて、家族ができた途端にHero、です。笑
★クロスプラットフォームなスケジューラ・タスク管理アプリケーション
最近はGoogle カレンダーを基軸とし、あらゆる環境でクロスプラットフォームなスケジュール管理ができます。
またスケジュール管理と共にタスク管理も同じく、家でPCでもまとめられて、出先でモバイルから確認したり、ちょっとした編集や、その場の予定を流し込むことができるようなものがベストです。
タスク管理アプリケーション
【Mac/iPhoneの場合】
Macの場合は何と言っても「OmniFocus」です。Omniシリーズはそもそもプロジェクトマネージャー用のツール群でU.S.でバカみたいに流行っている時期があったのですが、仕事に使って、プライベートも管理して、本気でタスク管理を始めてみようと考えている人は、多少高価でも導入する価値があります。インターフェイスは至って簡単だし、使い込んでいくに従っての天井の高さも持ち合わせています。
また時代の流れでiPhone版とのWiFi経由での環境同期が実装されました。去年からはWiFi経由だけじゃなく、Omni独自のクラウド経由でオンライン同期できるようになりました。(β版サービスですが)
しかしそんなOminiFocusにも一つだけ考えどころがあります。
このタスク管理と言う分野のアプリケーションはまだまだ成熟したものが少ない分野で、Macなんかは近年Thingsというアプリケーションが出るまではOmniFocusの独壇場でした。
Omniが提供しているクラウド機能は現在β版で無償提供中ですが、もしかしたらいずれ有料化するかもしれません。
しかも、Mac版、iPhone版と、結構強気な値段で販売しているこのアプリケーションを整備すると結構な出費になります。
そんな状況に歯止めをかけそうなのが、今秋公開予定「iOS5」に標準添付する「リマインダー」です。
これは、MacのiCalを使い込んでいくとその存在に気づくウィンドウ右側の「ToDo」と連動して管理するものです。
画面の中身に関してはiOS5のリリースまではAppleの公式サイトを見てを楽しみにしていていただきたいのですが、インターフェイスもApple標準アプリならではのわかりやすさがあり、OmniFocusと比べるとシンプルですが、スマートフォンでToDo管理している人ならお馴染みのGoogle Tasksとの同期を果たしているRTM(Remember The Milk)(iPhone|Android)と肩を並べる程の使いやすさを感じます。
Google Tasksもそうなのですが、どちらかと言えばデスクトップ版のアプリケーションがシンプルすぎて、使い込んでいくとすぐに機能の壁にぶちあたって「このケースには使えないな。。。」となってしまうのですが、ここまでiOS版が整ってくると、むしろ(グループ分けも表示されないくらいのシンプルすぎる)iCal側ToDo管理インターフェイスの改善が追いつけば、快適なクロスプラットフォーム運用環境が期待できると思います。
【Windowsの場合】
Windowsの場合は、実はなかなか候補がないのですが、Mozilla系で「Sunbird」というアプリケーションがありました(現在は無料メーラーで有名なThunderbirdの機能拡張「Lightning」として開発継続中)。
これはクラウドにGoogle Tasksを使っているので、iPhoneやAndroidとも同期できるという、現時点ではなかなか他にない環境を実現してくれます。
また、インターフェイスはほとんどiCalで、カレンダークラウドがiCloudなのか、Google Tasksなのかの違いだけと言っていいくらい似ています。
※iCalは、カレンダーはGoogle Calendarと同期できるのに、タスクはTasksと同期できないと言う微妙な仕様なのです。
スケジュール管理アプリケーション
【Mac/iPhoneの場合】 Macはもはや標準アプリの「iCal」がGoogle CalendarとiCloudに対応している限り、他のスケジューラを探す必要がありません。
過不足ないインターフェイスなので、触り初めからヘビーユースまで、気持ちいい作業環境を提供してくれます。
また、同じ状況がiPadにも言えます。無印良品や先生を始め、様々なスケジューラガリリースされていますが、これも標準アプリの出来がいい為、よっぽどこだわりがなければ他を探す時間の方が無駄です。
しかしAppleラインではiPhoneだけ状況が違います。iPhoneの標準カレンダーは機能がシンプルすぎてスケジューラの用を成しません。
iPhoneだけはアプリを外部調達する必要があります。iPhoneのスケジューラは激戦区で、僕も様々なアプリを試しましたが、Week CalendarやTapCalあたりがとてもいいです。どちらも標準アプリ化してもおかしくないような高品質なインターフェイスを提供してくれます。
少し前まではTapCalが抜群の安定感を誇っていましたが、最近はWeek Calendarが巻き返してきています。私も未だどちらにするか選べないで、両方使っている状況です。
【Windows】
Windowsでクラウドスケジュール管理をするとなると、Googleカレンダーに対応したものを探すことになります。
そうなると、これまたMozilla系のSunbird(Thuderbird + Lightning)なんかのスケジューラが候補に挙がってきます。
あとは、Google Calendar Sync経由でOutlookのカレンダーを同期するか、です。
ただWindowsの場合はスペックにもよりますが、Chrome等で使うGoogleサービスの使い味がかなり最適化されているので、変にスケジューラを使うよりは、ブラウザでそのままGoogleカレンダーを使った方がいい気がします。
(私がWindowsをよく知らないというのもありますが、昔からWindowsのスケジューラアプリ市場はあまり活気がないように見えます。)
デスクトップアプリ | クラウド | iPhone版 | Android版 | |
---|---|---|---|---|
iCal(Mac OS X) | カレンダー | iCloud|Google Calendar | Week Calendar|TapCal | Googleカレンダー(Android標準) |
タスク | iCloud | リマインダー(Apple標準)|Gee Tasks | なし | |
OmniFocus(Macのみ) | タスクのみ | Omni Cloud | OmniFocus | なし |
Thunderbird + Lightning (Windows / Mac / Linux) |
カレンダー | Google Calendar | Week Calendar|TapCal | Googleカレンダー(Android標準) |
タスク | Google Tasks | TapCal| | Google Tasks(WEB) |
Mac OS XとWindowsのタスク&スケジュール管理アプリケーションの比較
スケジューラーやタスク管理アプリケーションに限らず、今は端末間でデータを教諭することができるサービスが様々あります。
利用する端末は様々あれど、移動時のツールを選ぶ時のコツは「出来るだけ普及していて、標準アプリもしくは事実上の定番扱いされているようなアプリケーション」を敢えて選択する事です。
Macにしても、Windowsにしても、Ubuntuにしても、日々CoreとなるOSはアップデートを続けていくので、それにキチンと追随しているのが最良のツールと言えます。
いちいちOSアップデートのたびに対応が間に合わずにバグや動作不良で悩まされるようなアプリは、移動時間のような「細切れ時間」を活用するのには全く向いていません。
また独自の仕様で固められた「凝ったツール」はOSの変化に対応してくれない事が多く、現在のようなOS基盤の転換期においてはOSのCore部分に近い(インターフェイスが変に独走的でない)シンプルなアプリケーションの方が使い続けがいのある素敵なアップデートを用意してくれる傾向があります。
「OSの最新の動きに前向きに敏感で、なるべく落ちないアプリ」
が基本です。
次回はタスク管理だけじゃない。移動時間を彩る様々なツール群の紹介です。
最後まで自分の味方をしてくれる時間とは?
(1)「実は自分の自由になっている時間」をどう見出すか
(2)細切れだからこそ使いやすい「移動時間」
(3)移動時間でのスケジュール&タスク見直し
(4)作業の手助けとなる様々なツールたち