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前回はアーチェリーのアドバイスについて書きました。
簡単にいえば「シンプルに考えて基礎を固める」ということで、今日はそれを事業に当てはめるとどうなるかを書くことにします。
あるお店の例を出します。
オープンから数年、堅実な経営をしているパン屋さんがありました。
そんなに儲けているわけではありませんが、立地があまり良くないことを考えると上出来と言える状態です。
社長は特に経営の勉強はしていませんが、それほど困っていることもありませんでした。
あるとき、頼んでもいないのに知り合いから経営コンサルタントを紹介されました。
「もっと良くなりますよ!もっと儲かりますよ~!」と調子の良いことを言われてその気になり、コンサルティングを依頼することになりました。
いろんな資料を見せられて指導が始まり、社長はそっちに取られる時間が多くなってきました。
マーケティングとやらに力を入れればいいということで、派手なチラシを作ったりホームページを開設したりと大忙しです。
そうして、その経営コンサルタントの言うとおりにやった結果・・・。
お店の状態は良くなって売上も上がり、儲かるようになったのです!!
・・・となるはずだったのですが、逆に売上は下がっていったのです・・・
それに加えて高額なコンサルティング費用や制作物の費用もかさみ、小さなお店なので経営状況は厳しくなりました。
「良くなる前に一時的に落ち込むのはよくあることです。いわゆる好転反応で、効果が出るのはこれからですよ~!」
この心強い励ましにも支えられて、経営コンサルタントの言うとおりにやり続けました。
そのコンサルタントはチラシに力を入れていたようで、派手なキャンペーンとか値引きを繰り返していたようです。
その結果、お店の経営状態は日に日に悪くなるばかりです。
それでもコンサルタントの言うとおりにやるしかなく、気がついたら経営状態は火の車になっていました。
そして、ついに廃業に追い込まれてしまったのです・・・。
自宅もお店も手放すことになり、スッカラカンになったのでした。
経営コンサルタントは高額なコンサルティング料が入ってホクホクで、「はい、さいなら~」で終わりです。
あ、「はい、さいなら~」は私の勝手な想像です。(笑)
どういう言い訳をしたのかは知りませんが、経営コンサルタントが悪いわけではありません。
そんなゴミのような経営コンサルタントに依頼した社長に全責任があるわけです。
経営コンサルタントに悪意があったわけではなく、「この通りにやれば、たぶんうまく行くだろう?」と思ったアドバイスが全部大外れだったということです。
実は、こんな例はたくさんあります。
寄生虫のような経営コンサルタントに寄生され、気がつけば取り返しの付かない状態になっているわけですね。
あ、気がつけば話がそれて取り返しの付かない状態になっていました。(笑)
すでに1回分のボリュームに達しましたので、今日は話がそれたまま終わりますー!