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出版を思い立ったきっかけ

»2011年7月19日
事業のヒント

出版を思い立ったきっかけ

神 真一

事業アドバイザーとして、滋賀、京都で「楽しく正しい事業」に導く事業アドバイスをしています。

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私が最初に出版しようと思ったのは、確か19歳の時です。電気が好きでしたので、工業高校の電気科に行きました。そして、在学中に電験三種(第三種電気主任技術者)の資格を取得しました。

ある程度しっかり勉強していましたので、間違いなく合格すると思っていましたし、実際にその通りになりました。

しかし、電験三種の試験に合格することを目標にしていましたので、試験が終わったとたんに、全く勉強しなくなりました。(笑)

受験勉強と同じですね。試験が終わったとたんに、今まで勉強した内容がパーッと飛んで行く感じです。まあ、実際に飛んで行くことはなかったのですが・・・。

高校在学中は特に何も考えていなかったのですが、高校を卒業してしばらくすると、かなりもったいないような気がしてきました。

何がもったいないかというと、せっかく勉強した知識が、日が経つにつれて薄れていくのです。本でも読んでいれば、その知識は維持できると思いますが、目標がなくなった今となっては、本を見ようとは思いませんでした。

「このままでは、せっかくの知識が薄れていくぞ・・・」と感じながら、日々を送っていました。

ちなみに、電気関係の大企業に就職していましたので、電験三種は無関係な資格ではありません。実際に、資格手当として、毎月いくらかの収入があったと思います。

しかし、実際の仕事と資格は、全く関係がありませんでした。

電力会社ですので、その点から考えれば、電験三種はぴったりの資格です。しかし、資格が活用できる職場とは、全く違う職場だったのです。それは私だけではなく、高卒の全員がそういう職場にしか配属されないということです。

つまり、現場の一作業員ということですね。はっきり言って、どんな資格を持っていようが、どんな知識を持ってようが、仕事には全く関係がなかったのです。一応、電気はいじっているものの、それが水道でもガスでもあまり変わらないという感じですね。

だから、いくらすごい資格を持っていたとしても、全く関係がなかったのです。

おっと!話がそれていましたので元に戻します。(笑)

電験三種の勉強をしている時は、「かなり無駄なことを勉強しているなあ!?」と感じていました。

試験に合格するためには、試験にポイントを絞った勉強をするのが一番の近道です。大学受験がまさにそうですね。実際に役立つかどうかは関係なく、受験に合格するためだけの勉強をします。

その結果、試験に合格しても、特に役立つことはありませんよね・・・。

これは、世間で言われていることを言っているのではなく、私は実際に体験しました。この少し先には、仕事をしながら国立大学に行こうという無茶な挑戦をやりましたので、受験勉強はよく知っています。

電験三種の勉強は、受験勉強と違って、どのテキストも基礎からの勉強になっていました。それは必要なのですが、試験に必要がない基礎もかなり書かれていたのです。

あ、半分くらい脱線して長くなりましたので、続きは次回に書きます!