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進化するマニュアルを目指して!!
»2010年6月18日
とあるコンビニオーナーの経営談議
進化するマニュアルを目指して!!
とあるところで、とあるコンビニのオーナーをしている、「川乃 もりや」です。事情により、匿名です。とあるコンビニの元社員が仕事や感じたことを、時にはコンビニの内情のあれこれをブログにしちゃいます。みなさんお付き合い下さい。
当ブログ「とあるコンビニオーナーの経営談議」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/kawarimonoya/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
本日は、マニュアルについて話してみたい。
マニュアルとは、手引書・説明書として使われる言葉ですが
当店(当チェーン)では、主に「オペレーションマニュアル」のことを指します。
レジの打ち方・掃除の仕方等々、色々な作業についてやり方が書かれていますので
主に新人教育に利用しています
逆に、新人じゃなくなると、分からない事が無い限り見ないのです。
チェーン店において、マニュアルという物は、時々マイナスイメージを
与える場合があります。
マニュアル接客→感情のこもってない接客、臨機応変に対応しない。
みたいな感じですね
何故、そんな印象を長い間与えたままにしているのでしょう
そんな疑問が、以前から頭にまとわりついていました。
私は、独立する直前に大阪のある高級ホテルに行ってきました。
こちらのホテルは、いくつも書籍化されるほどサービスを売りにしているのです。
本で読んでから、一度訪れたく退職前の最後の有休を使用して
三泊の旅行をしてきました。大変勉強させてもらいました。(お高かったですが汗)
そのホテルでは、従業員に小冊子を携帯させており
冊子には、従業員の心得的なものや行動規範的なものが書いてあります。
従業員は、それら小冊子に書いてある内容を理解し行動することによって
お客様に最高のサービスを提供しているのです。
開店当初、私も真似をして小冊子を作成して配布したのですが
結局、根付かないで終わってしまいました。
根付かなかった最大の理由としては、書いてある言葉が曖昧過ぎたのです。
前記のホテルでは、その曖昧さを活用して、就業前ミーティングで書いてある事の
意味を従業員同士話し合うことで、曖昧さを進化させていったのですが
当店では、継続的に行なうミーティング時間の確保が出来なかったのです。
そこから、脱出すべくバイト教育の際、ニュアンスも含めて話したりしていたのですが
それらを、憶え実行できる人材を育成するには、多くの時間を要していました。
それで、バイト教育の流れを変化させたり、曖昧さを無くしたツールを作成したりと
色々挑戦をしてきましたが、なかなか困難なものでした(汗
ところが先日、大きな気付きを得ました。
今までは、新人教育=基本の教育(マニュアル)でしたが、
それでは、何回も底辺から育てていかなければなりません。
育った頃には、退職です。
コンビニのバイトは二年継続者が約2%と在職年数が少ないので
通常、一年やっていればベテランです。
これは、各店の労働環境がどうこうではなく、働いている人が主に学生ですから
継続的に労働出来る期間が元々短いのです。
そこで、マニュアルの考え方を変えることにしました。
マニュアル=「基本」ではなく
マニュアル=「今の最高レベル」と、することにしたのです。
例として、「挨拶」という教育項目をあげてみよう
【今まで】
いらっしゃいませと元気よく言いましょう
このまま、変化なく教え続ける。
【これから】
いらっしゃいませと元気よくいい、お客様に笑顔を見せましょう。
ここまで、新人に初めの段階で教育する
【更に、その後】
いらっしゃいませ〇〇(時間別に、おはようございます・こんにちは)と、
元気よくいい、お客様に笑顔を見せましょう
と、いった具合に、常に進化させる毎に教育内容を変化させる。
こうすれば、新人の段階からベテランと同じ挨拶が可能となります。
問題点
これは、個店的に実施していかなければならないということ。
本社は、動けないでしょう。
一つ行動が加わる度に、マニュアル改訂をしていたのでは
全国に数千店ある会社には、コストが掛かり過ぎます。
しかし、自分で作成するとしても多大な労力が必要になるでしょう
(現在、バイト個人に配布している冊子があるので基礎ベースは出来ているが)
また、マニュアルの配布形式も考えなくてはならない(汗
もう一つ重要なのは、お飾りであってはならないということだろう
余りにも、カッコつけたマニュアルを作成したら、絵に描いた餅に成りかね無い
現実的に、アルバイトが行動出来るようにしなくてはならないだろう
また、教育者が教育し易いといった面も考えなくてはならない。
早急にこれら問題点を解決し、実行に移していこう
また、進展があったらブログにしていきます。
マニュアルとは、手引書・説明書として使われる言葉ですが
当店(当チェーン)では、主に「オペレーションマニュアル」のことを指します。
レジの打ち方・掃除の仕方等々、色々な作業についてやり方が書かれていますので
主に新人教育に利用しています
逆に、新人じゃなくなると、分からない事が無い限り見ないのです。
チェーン店において、マニュアルという物は、時々マイナスイメージを
与える場合があります。
マニュアル接客→感情のこもってない接客、臨機応変に対応しない。
みたいな感じですね
何故、そんな印象を長い間与えたままにしているのでしょう
そんな疑問が、以前から頭にまとわりついていました。
私は、独立する直前に大阪のある高級ホテルに行ってきました。
こちらのホテルは、いくつも書籍化されるほどサービスを売りにしているのです。
本で読んでから、一度訪れたく退職前の最後の有休を使用して
三泊の旅行をしてきました。大変勉強させてもらいました。(お高かったですが汗)
そのホテルでは、従業員に小冊子を携帯させており
冊子には、従業員の心得的なものや行動規範的なものが書いてあります。
従業員は、それら小冊子に書いてある内容を理解し行動することによって
お客様に最高のサービスを提供しているのです。
開店当初、私も真似をして小冊子を作成して配布したのですが
結局、根付かないで終わってしまいました。
根付かなかった最大の理由としては、書いてある言葉が曖昧過ぎたのです。
前記のホテルでは、その曖昧さを活用して、就業前ミーティングで書いてある事の
意味を従業員同士話し合うことで、曖昧さを進化させていったのですが
当店では、継続的に行なうミーティング時間の確保が出来なかったのです。
そこから、脱出すべくバイト教育の際、ニュアンスも含めて話したりしていたのですが
それらを、憶え実行できる人材を育成するには、多くの時間を要していました。
それで、バイト教育の流れを変化させたり、曖昧さを無くしたツールを作成したりと
色々挑戦をしてきましたが、なかなか困難なものでした(汗
ところが先日、大きな気付きを得ました。
今までは、新人教育=基本の教育(マニュアル)でしたが、
それでは、何回も底辺から育てていかなければなりません。
育った頃には、退職です。
コンビニのバイトは二年継続者が約2%と在職年数が少ないので
通常、一年やっていればベテランです。
これは、各店の労働環境がどうこうではなく、働いている人が主に学生ですから
継続的に労働出来る期間が元々短いのです。
そこで、マニュアルの考え方を変えることにしました。
マニュアル=「基本」ではなく
マニュアル=「今の最高レベル」と、することにしたのです。
例として、「挨拶」という教育項目をあげてみよう
【今まで】
いらっしゃいませと元気よく言いましょう
このまま、変化なく教え続ける。
【これから】
いらっしゃいませと元気よくいい、お客様に笑顔を見せましょう。
ここまで、新人に初めの段階で教育する
【更に、その後】
いらっしゃいませ〇〇(時間別に、おはようございます・こんにちは)と、
元気よくいい、お客様に笑顔を見せましょう
と、いった具合に、常に進化させる毎に教育内容を変化させる。
こうすれば、新人の段階からベテランと同じ挨拶が可能となります。
問題点
これは、個店的に実施していかなければならないということ。
本社は、動けないでしょう。
一つ行動が加わる度に、マニュアル改訂をしていたのでは
全国に数千店ある会社には、コストが掛かり過ぎます。
しかし、自分で作成するとしても多大な労力が必要になるでしょう
(現在、バイト個人に配布している冊子があるので基礎ベースは出来ているが)
また、マニュアルの配布形式も考えなくてはならない(汗
もう一つ重要なのは、お飾りであってはならないということだろう
余りにも、カッコつけたマニュアルを作成したら、絵に描いた餅に成りかね無い
現実的に、アルバイトが行動出来るようにしなくてはならないだろう
また、教育者が教育し易いといった面も考えなくてはならない。
早急にこれら問題点を解決し、実行に移していこう
また、進展があったらブログにしていきます。