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そろそろ気になる親の介護(3)血圧

そろそろ気になる親の介護(3)血圧

小林 利恵子

楽しい学びの場、ワクワクするコンテンツのプロデュースを提供する株式会社オプンラボの代表。 「考える」のではなく「感じる」気づきの場としてのセミナーや研修の企画・プロデュース。強烈な魅力のある個人のコンテンツ作りを得意とする。

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健康施策や健康ビジネスのコンサルティングをてがけるクレメンティア 荒尾裕子さんに聞く「親の介護」予防の話、第3弾は血圧。

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小林:最近親の血圧が高くなったので、血圧計を買おうかと家族で話しています。
荒尾:血圧は加齢とともに上昇し、65歳以上の約6割が高血圧であると言われています。

小林:自分は低血圧だと思っていても、気がついたら高血圧ということもありそうですね。

荒尾:高齢者の高血圧が多い原因は、老化によって血管の弾力性が低下し、血液の流れが悪くなるからです。


小林:なるほど。ではそんなに心配することでもないんですか。

荒尾:いいえ、多くの人がそうだからといって、大丈夫というわけではありません。


血圧の管理が大切な理由は、血圧が高いと脳梗塞、心筋梗塞、心不全などを起こしやすいからです。これらの病気を発症すると、その後、重い介護状態になりやすいため、日頃の血圧管理は非常に大切なのです。

小林:そうすると、やはり血圧計を買っておいて、日々チェックしたほうがよさそうですね。家庭ではどんな血圧計を買っておくと良いですか。

荒尾:最近では、自動血圧計などが数多く販売され、家庭でも手軽に図れるようになってきました。購入する際は、「上腕式血圧計」をおすすめします。


小林:病院に行った時に、自分で測ってください。と言われる時に使うようなものですね。調べてみると、手首や指で測るのもあるようですが、腕のほうがいいのはなぜですか?

荒尾:測定したときの誤差が小さいのが上腕式といわれています。病院でも腕ではかりますよね。病院での値、そして自宅で測ったときの値など変化を見ていくときも、同じ部位で測ったものを見ていく方がいいですね。

小林:購入した後、血圧を測るときには何に気をつけるとよいですか?

荒尾:まず、できるだけ決まった時間に測るようにしてください。おすすめなのは起きてすぐから一時間以内程度です。朝起きて、食事や薬を飲むまえに、椅子に腰かけて、ゆっくりと落ち着いてから測りましょう。


次に、腕の高さが心臓と同じ高さになるようにして測ります。

そして、測った値を記録しておいて、必要時かかりつけ医に見せられるようにしておくと良いでしょう。

小林:わかりました。これから購入して、親が定期的に、そして気になる時に測れるようにしておきたいと思います。自分の健康チェックにもよさそうですしね。

(opnlab 小林利恵子)


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