誠ブログは2015年4月6日に「オルタナティブ・ブログ」になりました。
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【自分の"名前"で仕事したいんです】に感じる疑問

【自分の"名前"で仕事したいんです】に感じる疑問

広報女子部 部長

「広報女子部」発起人。美容室広報担当。中小企業の中での広報活動に限界を感じ、広報の集まりである「広報女子部」を設立。月1回の勉強会を通じて、他社の広報との情報交換をしている。

当ブログ「誰も書かなかった、広報女子部ログ」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/703mix/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


今日、人生初、自分が取材を受けました。顔と名前を出さないという条件で。

というのは、わたしは今広報している会社については、メディアに出ない方向を取っているので、プレスリリースなども発行していません。そして、結果、会社も広報戦略をしかけてのメディア露出はありません。そのような中で、会社が出ないのに、広報が「広報でござい」と露出をするのは、何か履き違えていることになる、と思ったからです。

ちなみに今回の取材のテーマは"名刺管理"でした。6月下旬くらいに掲載されるらしいです。掲載されたら、またご連絡致します。

さて、先日の花会の記事でも書いたように、わたしは誠ブログを書くにあたって、自分の名前を出していません。自分の名前を出すことの方がしっくりきません。

なぜだろう?と改めて考えた結果、このようなことを考えているからだ、ということがわかりました。


それは、「わたしが考えるようなことは、"何か特別なこと"ではなく、他の方も考えそうなことだ」ということです。ただ、それを発信するかしないかの違いだったり、口に出して言うか言わないかだけの違いだと思います。

まぁ、会社の"顔"みたいな活動をしている人々にとって、「自分の発言=会社の方針」と受け止められてしまうリスクはあるので、世の中のだいたいのことは"思っていても言えないこと"です。


先日、あるイベントで「自分の名前で仕事をしたい」と言っている方がいました。そして、この「自分の名前で仕事をする」というキーワード、ネット検索すると結構出てくる世の中なんですね。これは「会社名で仕事をしない」ということの裏であるのだろうと思いますが、"個人のスキルで仕事をする"という表現とはちょっとズレるような気がして、「?」を感じます。

芸能人とかモデルとかなら...よいのでしょうが。 名前にあぐらをかきそうな雰囲気もして、違和感です。


ちなみにこの誠ブログも、"特殊な切り口"とは思っていません。どっかの誰かが考えていそうなことです。ただし、誰も"言わない"だけです。そのためにダイヤモンドの「経済ニュースを疑え!」が売れるので、存在することと発信することは異なります。そんなこんなを考えて、このブログのタイトルを、『"誰も書かなかった"広報女子部ログ』にしたわけです。


当初、誠ブログのメインタイトル候補には『広報の不思議の国』や『あなたの知らない"広報の世界"』なども入っており、かなり怪しい風向きでもあったのですが、今後書きたいと思った小テーマを名刺大のサイズに書きだして机の上に並べてみたら、すべての記事を串刺しする言葉は"誰も書かなかった"だと思いました。

今度の広報連絡会では、この"元ネタのカード"と今までの記事の"原画"を展示致します。

発想カード.jpg当日は、特別ゲストとともに、今までのカードをネタとしながら、「そうそう、あるよね!」というトークをできればと思っております♪
広報さんは是非ご参加下さいね!

◆ 6月の広報連絡会主催イベント ◆

6月18日【広報連絡会 定例会】@市ヶ谷
6月27日【『"語感"ネーミング講座』セミナー+ワークショップ】@西新宿