誠ブログは2015年4月6日に「オルタナティブ・ブログ」になりました。
各ブロガーの新規エントリーは「オルタナティブ・ブログ」でご覧ください。

工夫と知恵で計画停電を乗り越える

工夫と知恵で計画停電を乗り越える

澤田 景子

誠ブログの管理人。サイトの運営に日々、試行錯誤を繰り返しながらも、ガンバるビジネス・パーソンを応援します!


 かんりにん・さわだです。

 3月11日(金)に発生した東北地方太平洋沖地震により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様、そのご家族の方々に対しまして心よりお見舞い申し上げます。1日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。

 わたしは毎週末にかんりにんブログを書いておりますが、これまでにない想像を絶する災害の直後で、正直、書くことができませんでした。何を書けばよいのかと迷い悩んでいたからです。そんな中、誠ブログではこの災害についてのたくさんのエントリーがありました。被災地を心配する内容はもちろん、関東では原子力発電所の事故の影響を受けて、電力供給低下による計画停電や節電に関するものや各地の放射線レベルをレポートしてくれるものもあり、ブロガーのみなさんに助けられている部分が本当に大きかったと感じた1週間でした。

 

 それでは新規ブロガーのご紹介です。

【新規ブロガーのご紹介】

竹之内 ハナ 
 一人前の広報を目指す! ハナぴよの「ぴよぴよ成長期」 

2007年にエーワン株式会社に入社。以来、ホームページリニューアルや店頭販促のPOP制作などを担当。現在はこれまでなかった広報を1人で担当。1からはじめる広報活動を、社会人成長記録としてつづっていく。最新のエントリー「ラベルでできる節電対策」では、すぐに実践できる節電メソッドを紹介してくれました!


24kg 
 デザインの原型 

札幌市出身。PROTOTYPE DESIGNS 名義で活動しているフリーランスのデザイナー。webや印刷などのデザインやイベントの企画などをてがけている。日々の生活の中で見たwebや印刷物、家具や建築など、幅広い意味での「デザイン」について感じたことを紹介していく。

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工夫と知恵で計画停電を乗り越える

 関東在住の方には、すっかり定着している計画停電。天気予報とセットで計画停電のスケジュールをチェックするのが毎日の日課となりました。計画停電の対象エリアにお住まいでない読者の方にも、各メディアで毎日のように報道されているのでその内容はすでにご存知かと思います。この計画停電、かんりにんが借りている部屋は5つに分けられた地域グループのうち「第3グループ」に属しており、最後の停電時間帯(18:20~21:00 のうち3時間程度)を一度経験しています。

 朝や昼間の明るい時間帯ならまだいいのですが、やはり一番困るのは夜。停電と同時に就寝という手もなくはないですが、乳児や幼児ならともかく、オトナが寝るには少しばかり早い時間帯でもあります。ですので、明かりを確保しなくてはなりません。が、多くの人が明かりを確保しようと、ライトや乾電池(充電池)はどこも売り切れの状態が続いていて「電池・ライト 売り切れました(入荷未定)」という張り紙をしている店舗も少なくありません。新しくはないですがライトは2つ持っているのでそれはもう買う必要はありませんが、電池がない! ウチの近所のスーパーやコンビニ、100円ショップでは乾電池はすべて売り切れなのでどうしようかと思いながら、ダメもとで池袋の某家電量販店に行ってみたところ、やはり売り切れ。来ているお客さんのほとんどがわたしと同じ目的のようで、ため息まじりに店内を見渡す人が多かったです。その日入荷したライトを店頭のワゴンで売っていたので、電池が付属しているかもと淡い期待を抱きながらも「乾電池(別売り)が必要です」の注意書きに挫折。あきらめきれないわたしは、斜向かいにあるパソコン館をのぞいてみたところ、そこの電池売り場でお目当ての充電器と充電池をなんとかゲットできました。これで、電気が使える時間帯に充電しておけばいざ停電になっても安心です。使い捨ての電池もいいですが、また買わないといけなくなるので、充電タイプがいいかなとわたしは思っています。ライトのほか、アダプターに入れればケータイの充電などにも利用できるので、やはり電池は必須アイテムです。

 お勤めの人が計画停電になって困るのは、仕事を終えた帰り道、街灯すら点かない真っ暗な中を帰らないといけないということ。わたしが住んでいる地域が夜の計画停電になったとき、駅を出たら

ホントに真っ暗!

で、唯一点灯していたのは交通量の多い車道の信号のみでした。そこから少しでもそれると廃墟のような暗い町並みが目の前に広がります。その時は月が出ていたので(満月ではありませんでしたが)月明かりが届くところはまあ少しはよかったものの、計画停電が長期化するとなれば、新月のときにその順番が回ってくる可能性も十分にあります。なので、光る何かを持っていたほうがいいということになります。

・停電用防災グッズその1 蛍光反射ベルト
keikouband.JPG 街灯もつかないので、車の運転手の歩行者の視認性が普段に比べてより低くなる状況です。交通事故は瞬時の判断に左右されるので、それを防止するためにも車の運転手に自分の存在を一瞬でも早く認識してもらうのに役立ちます。写真は、腕や脚につけるタイプの蛍光反射バンド(2個セット)。コートや上着の上からでもマジックテープで簡単に装着できます。100円ショップの自転車コーナーで入手しました。他にも、蛍光タスキや反射テープなど、いろいろありましたので、自分に合ったアイテムを利用するのがいいかもしれません。

 

・停電用防災グッズその2 LED機能付きストラップ
strap2.jpg 暗闇の中では、たとえ小さくてもチカチカ光るものが重宝します。花粉症シーズン前にちょっといいティッシュを買ったときにオマケでもらったもの(なので、ティッシュの箱の形をしています)です。みなさんの家にも、景品や粗品など、もらったけど使っていないものの中に光るものがあるかもしれないので、探してみるのもいいかもしれません。小さいのでカバンにいれてもかさばらないです。非常時には何でも役に立つものです。

 

・停電用防災グッズその3 ケータイ
 ケータイのカメラのフラッシュライト、これ、結構明るいです。機種や設定にもよりますが、継続して大体2~3分は点灯します。ライトが売り切れでまだ買えていないという人も、とりあえずコレで代用できます。また、ワンセグ機能があれば停電中でもTVのニュースなどがみれるので便利です。ただし、バッテリーの消耗が激しくなるので、停電前には満充電にしておいたほうが無難です。

 

 福島の原子力発電所の事故については、現場で高濃度の放射能の中、作業に当たっている自衛隊員や消防隊員、東京電力の社員のみなさんには本当に頭が下がり1日でも早くおさまってほしいと祈るばかりです。計画停電、節電くらい協力しようではありませんか。そして何より、被災地の方々が日常の生活に少しずつ戻っていくことを心から願っています。