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持ち株比率の件 (新事業の話-3)

持ち株比率の件 (新事業の話-3)

島田 徹

株式会社プラムザ 代表取締役社長。システムコンサルタント。1998年に28歳で起業し、現在も現役のシステムエンジニア、コンサルトとして、ものづくりの第一線で活躍しつつ、開発現場のチームとそのリーダーのあり方を研究し続けている。

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昨日も夜から新事業の打ち合わせ。

と言っても事業自体の話はほとんど出ず、初期の出資金の話がメインだった。

新社長が言うには、

「今さら話を覆すようで大変恐縮なんですが、自分にも資本金を出させてください!」

と。

正直、(あー、出た。誰かに何か吹き込まれたな。)と思った。それがごく普通の考え方だからだ。

聞けばやはりどうやら何人かの起業コンサルタントに会って「お前はずるい」「身銭を切らずに何が起業だ」と言われた模様。

うーん。それはどうなんだろうか。。

私は、これからの時代はサラリーマンと生粋の起業家の中間あたりの人種が居てもいいと思っている。

むしろ、本来は起業するような博打家タイプではなくても、「安定」を目指して自分で食べて行く力をつけるための起業というのもありだと思う。

社長には通常、師が居ない。メンターは居ても手取り足取り教えてくれる先輩は居ない。

だからリスクが大きいし、本来はもっと高次元のことで頭を使うべきなのに、先人社長が通ってきたのと同じことで悩み苦しむ。

必ずブチ当たるべき重要な波というのはあるだろうが、すべての波に当たる必要はないと思うのだ。

まあでも、私が今回全額出資しようと言った意味は、

「この事業はコカさない。あぶなっかしいから何をやってるのか見させろ。」

というものだったので、契約を変えることでそれが実現できるならよいか。

別に配当を期待している訳でもないし、上場する訳でもないだろうし、株主総会で彼をクビにしたいという気持ちがあるわけでもない。

しかも確かに自分で身銭を切って、その中でお金を使うとなると真剣味が違うというのはある。

おいそれと「なるはやで社員を雇いたい」などとは言えなくなる。

ということで、彼の申し出を受入れ、持ち株比率を新社長2/3、私が1/3ということで決定した。


(新事業の話-バックナンバー)

初めての営業 (新事業の話-6)

会社を作ったらまっさきに目指すべきもの (新事業の話-5)

言う必要のないことは言わない (新事業の話-4)

持ち株比率の件 (新事業の話-3)

会社設立手続きと初めての社員 (新事業の話-2)

損益分岐点分析とコスト予測の話 (新事業の話-1)