仕事をしていると、どうしても不規則な生活になりがちです。いえ、きっと仕事のせいではなく、自分の意識の問題でいくらでも健康的な生活を送れるはず。
そんなことを考えていた私が日々の運動不足を解消すべく、まずは意識付けから始めようと昨年秋から使い始めたのが「Nike+ FuelBand」。これは腕に装着しておくことで、「歩数」「消費カロリー」「活動量」を計測して本体に表示、PCやスマートフォンに接続すればダッシュボードで詳細を確認できるものです。
これを付けているだけでは運動不足は解消できませんが、常に腕に装着していて、本体のボタンを押すと自分の今日の活動量が表示されるので「今日はあまり動いていないな。だから最寄駅よりひとつの駅で降りて多めに歩いて帰ろう」などの気持ちになります。また時間も表示するので、腕時計を忘れてしまったときなどは意外に便利。手持ちのスマートフォンでグラフ表示できるのも手軽で良いです。
このNike+ FuelBand、日本では未発売なのですが(Amazonなどで輸入品を買うことはできます)、同じ米国産の類似製品が今年に入っていくつか日本にやってきました。直近では3月15日に発売した「fitbit zip」と「fitbit one」。そして4月20日に発売予定の「Jawbone UP」です。以下、プレスリリースへのリンクです。
FuelBand、fitbit、Jawboneは専用のスマートフォンアプリで活動量を把握できること、そして装着型である(FuelBandとJawboneは腕、fitbitはクリップ式で自分の都合のいい場所に着ける)ことが似ています。fitbitとJawboneは睡眠状態なども記録できるので、FuelBandよりもより多くの健康記録をとりたい人にオススメかもしれません。
FuelBandを着け始めてからか、最近こうしたウェアラブルデバイスを気になって調べていると各媒体でも今度本格的に日本でも普及するのでは、といった記事を見るようになりました。編集部でも何人か着けていて、今後レビュー記事を書いてみようかなどの話をしています。このブログを書いている今日、私も先日入手したJawboneを使い始めてみました。
左からfitbit zip、FuelBand、Jawbone
新しい機器を入手して試す、これはとても面白いことです。ただ、実際に始めようとした場合に少しネックだなと思うことが1つありました。対応OSの問題(スマホ側の)です。詳細な比較は記事で書きたいと思っていますが、FuelBand、fitbit、Jawboneは日本語のiOSアプリはあって、Androidアプリはありません。FuelBandについては英語版もありません。周りにiPhoneユーザーが多いせいか、こうした声はあまり聞かれないのですが普段Androidを使っている私は、どうも使い始めるまでにちゅうちょしてしまいます。仕事でfitbitも手元にあるのですが、なかなか使い始められないのはこのせいです。
●今のところ分かった、3デバイスの良いところ
ちょっとこれだけではただ使い始めましただけになってしまうので、今のところで私が気がついたFuelBand、Jawbone、fitbitの良いところを少しずつ挙げたいと思います(あくまでも私の主観です)。
・FuelBand
デザインもシンプルで、腕に自然と着けていられる楽な感じがよいです。こういうのは継続性が大切だと思いますが、FuelBandは防水機能付でよほどのことがない限りは外しませんし、ほぼ24時間自分の活動量を記録できます。色はブラック1色(ロンドンオリンピックの限定スケルトンモデルもあり)ですが、私服通勤の私には問題ありません。独自の活動単位「Fuel」を自分の運動レベル(3段階)に合わせて事前に設定することで、目標の活動量に向かって無理なくがんばろうという気にさせてくれます。
・Jawbone
こちらも腕に装着するタイプですが、今のところじゃまに感じることもなく自然な装着感があります。設定時に入力する身長、体重、年齢と歩数から消費カロリーを計算してくれ、目標の消費カロリーに満たないとアラートを挙げてくれる機能もあります。FuelBandと比較して良いなと思うのは、睡眠記録もとってくれることです。複数のセンサーで、浅い眠りと深い眠り、睡眠時間を記録。設定しておけば、希望する時間の範囲内で起きるといいだろうとする時間にアラームを鳴らします。私はまだ使用していませんが、食事の記録も自分で入力すればとれます。一言コメントも入れられるなど、ライフログの用途にも使えるのも便利かもしれません。
・fitbit
上記2つと比較すると、一番女性向けのような気がしています。特にfitbit zipの方はカラーに「ライム」「マゼンタ」がありますし、あとはクリップ型なので人から見えない場所、服の下などにも装着できます。機能面では、歩数、移動距離、消費カロリーに加えて、上位版のfitbit oneでは加速度センサーで登った階段の階数なども記録します。睡眠記録も取れます。そこまで記録していると、より正確な活動量の目安になりますし、エレベータを控えて階段を登る(結果として活動量が増える)いいサイクルが生まれそうです。
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