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堀江貴文さん「ゼロ」を読んで思った決意、働くということ

»2013年11月 4日
気ままに編集後記

堀江貴文さん「ゼロ」を読んで思った決意、働くということ

上口 翔子

元Web編集者が、気になったイベントや話題を気まぐれで更新していきます。

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 堀江貴文さんの「ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく」を読みました。発売前からTwitterを通じて書籍の存在は知っていて、一部メルマガを読んで「これはすごい本だ」と思い、発売されたらすぐに読もうと決意していました。とても感銘して読みながら何度か泣いてしまいました。

 ホリエモンこと堀江さんの印象が変わると思います。働くことを真剣に考える人にはぜひ読んでもらいたいです。

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 地方出身者にとって最新情報やビジネスをしていく上でのコツなどはなかなか得にくいです。しかしインターネットがあればその壁は越えられる。ただ、ネットだけに頼ってはいけないのだとあらためて感じさせられました。

 以下、書籍を読んで思った感想と自分と重なる部分があって、堀江さんを尊敬するきっかけとなったことを書いていきます。

●子供には百科事典を

 堀江さんの家には書籍がほとんどなく、百科事典を読んで知識を得ていたそうです。以前元MSの成毛さんを取材させて頂いたときに「今の人は検索で自分の好きなことしか見てない。自分の知らないことを知ることが大事」だと言っていました。まさにその通りだと思いました。

●親でも他人

 人は誰かに頼りたくなります。私も周りの方々がすごく好きで大事ですし、何かあれば助けになりたいといつも思います。しかし人は最終的に「個」であり、究極に追い込まれたら自分のことしか守れません。堀江さんは親と自分は生きる世界が別だと早い段階で割り切りました。私も15歳から親元を離れていますが、それは親のお金で生きていくのをなるべく早くやめようという決意でもあり(実際には学費を払ってもらっていたわけですが)、自分の目で新しい世界を見たいと思ったからです。

●素直に、でも伝え方も大事

 堀江さんは刑務所に収監され、何が欲しいかと言われたときに「仕事」と言ったそうです。そのくらい、純粋にやりたいことを貫き通して仕事をしてきた方なのだと思います。そんな方でも裁判で負けてしまったのは、おそらく伝え方というかマスコミ対応みたいなところだったのだと思います。言い方が難しいですが、私も日々仕事をしていて素直にさらけ出しすぎて危なくなるときがあります。本心がうまく伝わる方法が知りたいです。

●仕事は自分で選んで「とことん」「楽しくやる」

 先日誠 Biz.IDで公開した永田さんの記事、モンテッソーリ教育「GoogleやAmazon、Facebook創設者も――成功者が皆受けた「集中力」教育プログラム」で知ったことです。仕事はやはり自分で選ぶもの。そして、熱中し、楽しく繰り返す、自分が納得するまでやりきることが大事だと思います。

●努力は裏切らない

 堀江さんをよく知る人は堀江さんを努力家だと言うそうです。私が高専時代に「この人天才」と思うくらい優秀な人がいたのですが、その人が卒業するときにボソっと「実は裏ですんごい努力してました」と言ったときにあらためてこの人すごいと思ったのでした。

●やっぱり「今」
 明日死んでも後悔しない。昨年、会社の先輩が亡くなったときにそう思いました。だから今やりたい、ほしいと思ったものはすぐに手に入れて試してシェアしたいです。

●誰かが見てくれている

 本を読んで一番泣いてしまった部分。学校で好成績だったけど問題児扱いされていた堀江さんに星野先生という方が「あなたの居場所はここではない」と手を差し伸べてくれました。きちんと見てくれていたのです。私も最近、意外と人は見てくれていると学んだことがありました。

 一方で、私が尊敬する父が言うのは「人は残酷なくらい自分のことだけが大事だったりする。だから自分は自分で守れ。あと、小さなことでも毎日やることが大事」だそうです。ということで、自分が毎日できることとして最近はひたすら走っています。極端な性格なので、夏は毎朝10~20キロ、昼に1人ハーフマラソンなどをしていました。走る人にオススメのアプリがあるので、それは次回紹介します。

 写真。昨日ちょうど「TERIYAKI」という堀江さんが関わっているグルメアプリの発表会があり、そこでサインを書いて頂きました。お願いするとすぐに対応してくださり、とてもいい方でした。今度同じく堀江さん監修のニュースアプリ「Antenna」の取材にも行く予定で、引き続き堀江さんに注目していきたいと思います。

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 最後に、タイトルに決意と書いておいて触れないのもあれなので。私はもともとロボットが作りたくて高専に行きました。飽きっぽい性格なので回り道をしていますが、やはりいつかロボット開発に携わりたいです。この本を読み終わり、そう思いました。

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