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新人のとき「こんな社会人になりたいなあ」と思った人の特徴

»2014年4月 9日
気ままに編集後記

新人のとき「こんな社会人になりたいなあ」と思った人の特徴

上口 翔子

元Web編集者が、気になったイベントや話題を気まぐれで更新していきます。

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 今年で社会人7年目になりました。同年代の人たちを見ていると、自分は未熟すぎると思う箇所がたくさんありますが、それでも「もう若手だからと許される年代ではないな......」という責任感だけはひしひしと感じています。

 さて、今回のお題は「新入社員」です。新社会人になった方々へのメッセージを書こうと思ったのですが、どうも気の利いたメッセージが思い付かないので、やめました。代わりに、自分が新人~社会人6年目までで一緒に仕事をさせてもらった方々の仕事ぶりを見ていて、勝手にお手本にさせてもらっていることを5つ挙げたいと思います。

(1)常に感謝の気持ちを忘れない

 仕事は決して1人ではできません。常に誰かがいて回っていることを忘れてはいけないと、念頭に置いています。もし理不尽に感じることがあっても、何事も経験。嫌なことから学ぶことのほうが多いこともあったりします。言葉に出さなくても、頭の中では常に「ありがとうございます」の気持ちを忘れないようにしています。

 私よりはるかに目上の方なのですが、毎回メールのやりとりが「ありがとうございます!」で終わる方がいました。メールを読みましたよ、という確認の意を込めてのこともあるのでしょうが、その心使いを見習いたいなと思いました。

(2)連絡を受けたときはなるべくすぐに返す

 忙しいとどうしても「後で」としがちなのですが、結局タスクはどんどん降ってくるので、気が付いたときに処理しておくことが、結果として自分にとっても(もちろん相手にとっても)良いことだと思いました。それでもすぐに返せないときは、「取り急ぎ」などのコメントを添えながら急ぎ返事だけして、要件を付せんにメモ書きし、目に見える範囲に置いておくようにしています。

 ある出版社の方で、とても返事の早い方がいました。その人につられて、私もメールは見た瞬間に返すようにしたら、自然と仕事が速く進み、その分余裕が生まれました。時と場合にもよりますが、緊急時を除いてやはり「今すぐやる」は大切だなと思います。

(3)笑顔であいさつ

 書いておきながらできていない自分がいるのですが......。正直いって、最初のころは仕事ができなくて当たり前。それでも唯一、誰でも実践できるのが、笑顔であいさつをすること。新しく入ってきた若手社員が、笑顔で「おはようございます!」もしくは「おつかれさまです!」と言うだけでも、周りの人はほっこりします。ある上司に「仕事しなくてもいいからニコニコして席に座ってろ」と言われたのが苦い思い出です......。

 あるイベントで受付をしたときのこと。先輩社員と2人で応対したのですが、お客さんが話かけるのはいつもその先輩社員なのです。なぜだろうと先輩を観察すると、笑顔で声も大きく、かつ相手の目をしっかり見て話をしていました。一生見習っていきたい点です。

(4)同期、同年代の仲間を大切に

 仕事で辛いことがあったとき、利害関係なしに助けてくれるのが同期入社や同年代の仲間です。同じ会社、業界を選んだ仲間だからこそ分かり合えるものがあり、この先の長い社会人人生で大切にしていきたいです。


(5)社外に出たときの自分を客観視する

 最初はどうしても社内の人の目(評価)を気にしてしまいます。それも大事なのですが、徐々に社会人経験を積んでいくと、社外の方々と仕事をさせてもらう機会が増えます。あるとき、「アイティメディアの編集者」という肩書がなくなったら自分には何が残るのだろうと思ったことがありました。いろいろな方と接していく中で、「ああ、この人は信頼できる」と思える人は、大抵どこの会社でも通用する能力を持っています。転職をした場合のことを考えてではなく、社外の方からみた自分を常に意識しておくと、視野が広くなり、仕事の幅も増える気がしました。誠 Biz.ID編集部にいたときはフリーランスの方とお仕事をさせて頂く機会が多かったので、余計にそう思ったのかもしれません。

 以上、思い付くものを5つ挙げてみました。少しでも参考になれば幸いです。

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