昨年末のある日、誠 Biz.ID編集長の鷹木さんに「自炊というか、紙の電子化をしてみたいのですが、お薦めのスキャナはありますか?」と質問をしました。『電子書籍「自炊」完全マニュアル』などを担当した鷹木さんならその辺は詳しいだろうと思ったのです。すると「どのくらいの枚数を電子化したいかによる」とのこと。過去記事を参考に調べてみると、30枚以上スキャンするのならPFUの「ScanSnap S1500」やキヤノンの「imageFORMULA DR-C125」などがあり、数枚でいいのなら同じくPFUの「ScanSnap S1300」やキヤノンの「imageFORMULA DR-P215」などがあるようです。
今回はただ話題の電子化をしてみたかっただけなので、何枚かは想定していませんでした。あと、本をバラバラにする裁断機までは用意できないので、できれば既に切り取ってあるもの(そういえば学生時代ばかみたいに集めた雑誌の切り抜きがあった!)を電子化できればいいなあと思っていました。
そうして数日悩んでいたら、なんとPFUさんがScanSnapを貸してくれるとのこと!(ありがとうございます!!)
ということで、自宅まで持って帰りやすいコンパクトなScanSnap S1300をお貸りして、試してみました。
●思ったより小さかったScanSnap S1300
ScanSnap自体は、以前ScanSnap S1500の体験記事を書いた際に使用したことがありました。ただその時は名刺しかスキャンしなかったので、本格的に使うのは今回が初めてです。
簡単にScanSnap S1300のスペックを紹介すると、給紙枚数は最大10枚。スキャンできる用紙サイズは、A4、A5、A6、B5、B6、はがき、名刺のほか、カスタムサイズ(最大:216×360ミリ、最小:50.8×50.8ミリ)。接続するPCはWindowsまたはMac。本体サイズは閉じた状態で284×99×77ミリ(幅×奥行き×高さ)、重さは約1.4キロで片手でも持てる感じでした。詳細はこちらの記事をご覧ください→コンパクトドキュメントスキャナ、ScanSnapと"最強のライバル"を比べてみた
箱を開けると、PCと接続するケーブルやDVD-ROMなどが同封していました。まずは説明書に従ってソフトをインストールしたのですが、意外と時間がかかったのでその間にスキャンしたい雑誌の切り抜きを準備しながら「なつかしいな~。若い若い」などと見返したりしていました。

切り抜きを集めていた当時は、ひまだったんでしょうね。妹にあきれられながらも集めたその数は100枚を超えていて、それらはいつ、どの雑誌に掲載されていたかがラベルを貼ってきれいに整理してありました。内容は全て同じ(当時の)某若手女優さん。我ながらよく集めたものです。


読み取り速度は毎分2分とありましたが、それよりも若干早いように感じました。
順調にスキャンしていたのですが、一回うっかりしていてトラブルが。大きさの違うものを一緒にスキャンしようとして、エラーが出てしまいました。
また入れ方を誤ると紙が詰まってしまうので、それにも注意が必要でした。1枚1枚はペラペラの紙なので、きれいに揃えてセットするのはちょっとコツがいります。

スキャンが終了すると、PC側にポップアップが出てきて、保存先とデータ形式を選択できます。今回はPC本体にPDF形式で保存をし、それらをDropboxに入れてスマートフォンとタブレットでも見れるようにしました。
以上、今回セットアップから30枚のスキャン終了までに要した時間は約1時間。残りの切り抜きについては、後日購入予定のスキャナ(結局まだ未定)で電子化したいと思います。
ちなみに今回やってみて思ったのですが、雑誌の切り抜きの場合、両面のものと片面のものがあるので、雑誌の順番通りにPDF化すると、個別にスキャンしたものを後からくっつけたりと、少し手間な作業が発生します。今回はしょうがないので(スキャンする必要のない)裏面広告なども一緒にスキャンしましたが、本当にほしい面だけを、順番を揃えて電子化するには、それ相応の労力が必要になりそうです(JPGでやればもう少し楽にできそうですが)。こういうのは凝りだしたらきりがないですね。最近のブログ記事
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