ITmediaオルタナティブブロガーの白川克さんが21日に投稿したエントリー「6×8は正解でも8×6はバッテン?あるいは算数のガラパゴス性」をきっかけに「掛け算の順序問題」がここ数日Twitterなどで話題になりました。
ブログの内容は、小学2年生の娘さんの算数のテスト用紙を写真で紹介しながら「これはおかしいだろう」と問題提起したものです。すぐに読者からの反応もあり28日15時の時点で3774ツイート、1000いいね! が付いています。
誠ブログでも開米瑞浩さんがこの問題に触れていて、数回にわたって「何か問題なのか」「掛け算の本質を理解してもらうためにどのような仕掛けを設けるとよいのか」を整理して、図式入りで分かりやすく解説しています。
ちなみに、掛け算の順序問題が話題になったのは今回が初めてではありません。開米さんのブログで紹介されていた数学者の黒木玄先生などは専用のページを用意して過去の投稿などをまとめています。そのページを見ていくと、2011年12月26日には「掛け算順序固定」問題対策本部というなるものも開設したようでした。また、2011年5月には高橋誠さんが『かけ算には順序があるのか』岩波科学ライブラリー刊)という書籍を出版しています。
今回白川さんや開米さんのブログをきっかけに、以下のような記事も出ていたのでご紹介します。
私がこの問題を知ったのは、先日、開米さんから届いたある1通のメールでした。最初、メールの件名に「アタマに来ました。怒怒怒」という文字が含まれていたので「怒怒怒!? どうしよう、何か気に触るようなことしてしまったかな......」と心配したのですが、中身を見て一安心。この問題について記事を書いてくれるという内容でした(来年にはその記事が公開されるかも? しれません。お楽しみに!)。
最後に、そもそも掛け算の順番問題がなぜ問題なのか? という方には「掛け算順序問題:『式』だけでは『考え方』は推定できません」をお薦めします。個人的には、今回インターネットで多くの人が反応したという事実が文部科学省にも届くといいなと思います。
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Z会寺西です、記事リンクありがとうございます!
インサイトナウは登録しなければ読めない部分もありますので(皆さんに登録していただけるとありがたいですが。他の方にも良記事多いので。笑)、今回に関して、だけは、話題の広がり方を鑑みれば、僕のブログの元ネタ
http://www.zkaiblog.com/histaff/40492
のリンクも並列紹介がよいかもです(^^
Z会 寺西様
コメント&拝見下さりありがとうございます。
ただ今、教えて頂いたブログの方にリンクを差し替えさせて頂きました!
後日、バランスを見まして他の方のブログも追加させて頂ければと思います。
よろしくお願いいたします。
「掛け算の本質を理解してもらうためにどのような仕掛けを設けるとよいのか」
結構だが
「掛け算の本質」は
3×5=3+3+3+3+3
とするなら(ふつうそうする)
5×3=5+5+5
となるということ。つまり「計算結果」は等しくても両者は異なる概念だということ。
ただし兎3羽で耳は何本というのに
3×2=6 答え。6本
としたらその式じゃ3本耳の兎が2羽になる。というのはイササカ言い過ぎ。この場合
2×3=6 答え。6本
が正解で
3×2=6 答え。6本
を不正解とすべきかどうかは「3×2=3+3」の意味のもとでは不正解としてもよいことを認識してから判断すべき問題。トランプ配りなどの数え方を代えた場合の話は別とする。
何も考えずに「どっちも正解」というのは思考停止しているに過ぎない。従って考慮に値しない意見だ。(意見とも言えない。)